24.2.5 VLAN TagのTPIDの設定
- [設定のポイント]
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本装置は,VLAN TagのTPIDを任意の値に設定することができます。vlan-dot1q-ethertypeコマンドで装置のデフォルト値を,switchport dot1q ethertypeコマンドでポートごとの値を設定します。ポートごとの値を設定していないポートは装置のデフォルト値で動作します。
ポートごとのTPIDの設定は,イーサネットインタフェースコンフィグレーションモードで設定します。
[コマンドによる設定]
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(config)# vlan-dot1q-ethertype 9100
装置のデフォルト値を0x9100に設定します。すべてのポートにおいてVLAN TagをTPID 9100として動作します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/0/1
ポート1/0/1のイーサネットインタフェースコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# switchport dot1q ethertype 8100
ポート1/0/1のTPIDを0x8100に設定します。ポート1/0/1は0x8100をVLAN Tagとして認識します。そのほかのポートは装置のデフォルト値である0x9100で動作します。
- [注意事項]
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TPIDは,フレーム上ではUntaggedフレームのEtherTypeと同じ位置を使用します。そのため,IPv4のEtherTypeである0x0800など,EtherTypeとして使用している値を設定するとネットワークが正しく構築できないおそれがあります。EtherType値として未使用の値を設定してください。