コンフィグレーションガイド Vol.1


18.2.7 リンクトラップの抑止

本装置は,デフォルト動作としてイーサネットインタフェースがリンクアップまたはリンクダウンしたときに,SNMP通知(linkUpまたはlinkDown)を送信します。これをリンクトラップと呼びます。また,コンフィグレーションによって,イーサネットインタフェースごとに,リンクトラップの送信抑止を設定できます。例えば,サーバと接続する回線のように重要度の高い回線だけSNMP通知を送信し,そのほかの回線のリンクトラップの送信を抑止することで,本装置,ネットワーク,およびSNMPマネージャの不要な処理を削減できます。

[設定のポイント]

リンクトラップの設定内容はネットワーク全体の運用方針に従って決定します。

図18‒31 リンクトラップの構成図

[図データ]

ここでは,ポート1/0/1については,SNMP通知を送信するので,コンフィグレーションの設定は必要ありません。ポート1/0/12については,SNMP通知を送信しないように設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/0/12

    (config-if)# no snmp trap link-status

    リンクアップ/リンクダウン時にSNMP通知を送信しません。

  2. (config-if)# exit