コンフィグレーションガイド Vol.1


10.1.4 装置管理者モード変更のパスワードの設定

コンフィグレーションコマンドを実行するためにはenableコマンドで装置管理者モードに変更する必要があります。初期導入時にenableコマンドを実行した場合,パスワードは設定されていませんので認証なしで装置管理者モードに変更します。ただし,通常運用中にすべてのユーザがパスワード認証なしで装置管理者モードに変更できるのはセキュリティ上危険ですので,初期導入時にパスワードを設定しておいてください。パスワード設定の実行例を次の図に示します。

図10‒2 初期導入直後の装置管理者モード変更のパスワード設定
> enable
# password enable-mode
Changing local password for admin.
New password:
Retype new password:
#

また,コンフィグレーションコマンドaaa authentication enableで,RADIUS/TACACS+を使用した認証ができます。コンフィグレーションの設定例については,「10.3.2 RADIUSサーバによる認証の設定」および「10.3.3 TACACS+サーバによる認証の設定」を参照してください。