運用コマンドレファレンス Vol.2


restart bfd

BFDプログラムを再起動します。

[入力形式]

restart bfd [-f] [core-file]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

-f

再起動確認メッセージを出力しないで,BFDプログラムを再起動します。

本パラメータ省略時の動作

確認メッセージを出力します。

core-file

再起動時にBFDプログラムのコアファイル(bfdd.core)を出力します。

本パラメータ省略時の動作

コアファイルを出力しません。

すべてのパラメータ省略時の動作

再起動確認メッセージを出力したあと,BFDプログラムを再起動します。

[スタック構成時の運用]

未サポートです。

[実行例]

図16‒6 BFDプログラムの再起動
> restart bfd
Are you sure you want to restart the BFD program? (y/n): y
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

BFDプログラムを再起動すると,本装置からのBFDパケット送信が停止します。その結果,対向装置で障害を検出することがあります。

[応答メッセージ]

表16‒9 restart bfdコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Command execution failed because the BFD program is not running.

BFDプログラムが起動していないため,コマンドを実行できません。

The command cannot be executed. Try again.

コマンドを実行できません。再実行してください。

[注意事項]

  1. コアファイルがすでに存在する場合は無条件で上書きするため,必要に応じてファイルをあらかじめバックアップしておいてください。出力先およびファイル名は次のとおりです。

    • ディレクトリ:/usr/var/core/

    • ファイル名:bfdd.core

  2. BFDプログラムの再起動中はBFDパケットの送受信は停止するため,対向装置への経路に障害が発生しても検出できません。