clear ipv6 static-gateway
スタティック経路動的監視によって無効とされた経路のゲートウェイに対しポーリングをし,応答がある場合は経路を生成します。
[入力形式]
clear ipv6 static-gateway [vrf {<vrf id> | all}] { * | <Gateway-address> | <Host name>}
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- vrf {<vrf id> | all}【SL-L3A】
-
VRFのゲートウェイに対しポーリングをし,経路を生成します。<vrf id>指定時は指定VRFのゲートウェイだけを,all指定時はグローバルネットワークを含む全VRFのゲートウェイを対象とします。<vrf id>の指定値の範囲は,コンフィグレーションコマンドで設定されたVRF IDとなります。
- 本パラメータ省略時の動作
-
グローバルネットワークのゲートウェイに対しポーリングをし,経路を生成します。
- *
-
すべてのゲートウェイに対しポーリングをし,経路を生成します。
- <Gateway-Address>
-
指定したゲートウェイに対しポーリングをし,経路を生成します。ゲートウェイアドレスをIPv6アドレス,またはインタフェース名称付きIPv6アドレス(リンクローカルアドレスだけ)で指定してください。
- <Host name>
-
指定したゲートウェイに対しポーリングをし,経路を生成します。ホスト名称を指定してください。
ただし,vrf {<vrf id> | all}指定時は,本パラメータは指定できません。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけでポーリングできます。
[実行例]
>clear ipv6 static-gateway * > |
>clear ipv6 static-gateway 3ffe:501:888::188 > |
[表示説明]
なし
[通信への影響]
スタティック経路が生成された場合,通信経路が変更されることがあります。
[応答メッセージ]
項番 |
メッセージ |
内容 |
---|---|---|
1 |
connection failed to rtm |
ユニキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
2 |
illegal address or cannot specify hostname with VRF |
指定アドレス文字列が不正です。またはVRFと同時にはホスト名称を指定できません。 |
3 |
Illegal parameter -- <Parameter> |
指定パラメータが不正です。 usageまたはhelpコマンドで確認してください。 <Parameter>:指定パラメータ名 |
4 |
IP routing is not configured. |
ルーティングプロトコルが設定されていません。 コンフィグレーションを確認してください。 |
5 |
No response from rtm. |
ユニキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart unicastコマンドでユニキャストルーティングプログラムを再起動してください。 |
6 |
no such gateway |
指定ゲートウェイは存在しません。 |
7 |
no such gateway in vrf <vrf id> |
指定VRFに指定ゲートウェイは存在しません。 <vrf id>:指定VRF ID |
8 |
no such VRF <vrf id> |
指定VRFが存在しません。 <vrf id>:指定VRF ID |
9 |
program error occurred: <Error Message> |
プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。 <Error Message>:エラー部位 |
[注意事項]
なし