運用コマンドレファレンス Vol.2


reset policy-list

ポリシーベースルーティングリスト情報の経路情報の優先度を再選択します。

[入力形式]

reset policy-list [<policy list no.>]

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<policy list no.>

指定したリスト番号の経路情報の優先度を再選択します。

<policy list no.>にはポリシーベースルーティングリスト情報のリスト番号を指定してください。指定できる値の範囲は1〜256です。

本パラメータ省略時の動作

ポリシーベースルーティングリスト情報のすべてのリスト番号について,経路情報の優先度を再選択します。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチだけでコマンドを実行できます。

[実行例]

図3‒7 指定したリスト番号の経路情報の優先度再選択
> reset policy-list 1
Date 20XX/12/10 16:20:40 UTC
>
図3‒8 すべてのリスト番号の経路情報の優先度再選択
> reset policy-list 
Date 20XX/12/10 16:20:40 UTC
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

再選択によって経路情報が変更された場合,対象のパケットが一時的に廃棄されることがあります。

[応答メッセージ]

表3‒5 reset policy-listコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute during system starting or switchover.

起動中または切替中のため実行できません。起動中または切替中が終了してから再実行してください。

Can't execute this command in backup switch or transit switch.

バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

No such list number.

指定されたポリシーベースルーティングリスト情報のリスト番号が設定されていません。指定パラメータを確認して再実行してください。

Policy base routing is not configured.

ポリシーベースルーティング機能が設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。

[注意事項]

起動中または切替中は,ポリシーベースルーティングリスト情報のリスト番号を指定して実行できません。