運用コマンドレファレンス Vol.1


dump event-manager

イベント管理プログラムで採取している制御情報をファイルへ出力します。

[入力形式]

dump event-manager

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

なし

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチ以外のメンバスイッチを対象とする場合,remote commandコマンドを使用してください。

remote command {<switch no.> | all} dump event-manager

[実行例]

図19‒25 イベント管理プログラムの制御情報をファイルへ出力
> dump event-manager
>

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表19‒21 dump event-managerコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't execute for accounts mismatch.

バックアップスイッチのアカウントが不一致のため,本コマンドを実行できません。アカウントを操作するコマンド(adduser,rmuser,password,clear password)を実行して,アカウントを同期してください。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

No such Switch <switch no.>.

指定されたスイッチ番号が存在しません。指定パラメータを確認して再実行してください。

また,メンバスイッチの追加直後などは,コマンドを実行できないことがあります。その場合は,再実行してください。

<switch no.>:スイッチ番号

Switch <switch no.> was deleted from stack.

メンバスイッチはスタック構成から削除されました。

<switch no.>:スイッチ番号

The command is not authorized by the RADIUS/TACACS+ server or the configuration.

このコマンドはRADIUSサーバ,TACACS+サーバ,またはコンフィグレーションで承認されていません。

[注意事項]

  1. 指定ファイルがすでに存在する場合は無条件で上書きするため,必要に応じてファイルをあらかじめバックアップしておいてください。出力先およびファイル名は次のとおりです。

    • ディレクトリ:/usr/var/eventManager/

    • ファイル名:emd_dump.gz

    • ファイル名:emd_trace1.gz

    • ファイル名:emd_trace2.gz