運用コマンドレファレンス Vol.1


mkdir

新しいディレクトリを作成します。

[入力形式]

mkdir [<option>] <directory>
mkdir mc-dir <directory>

[入力モード]

一般ユーザモードおよび装置管理者モード

[パラメータ]

<option>

-p:親ディレクトリがない場合に,必要に応じて作成します。

本パラメータ省略時の動作

親ディレクトリがない場合はエラーとします(親ディレクトリを作成しません)。

<directory>

新規に作成するディレクトリ名を指定します。

mc-dir <directory>

MC上に新規ディレクトリを作成します。

MC上のディレクトリ名称には,英数字と"-"(ハイフン),"_"(アンダースコア),"."(ピリオド)が使用できます。ただし,"."(ピリオド)で終了する名称は使用できません。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチ以外のメンバスイッチを対象とする場合,remote commandコマンドを使用してください。

remote command {<switch no.> | all} mkdir [<option>] <directory>
remote command {<switch no.> | all} mkdir mc-dir <directory>

[実行例]

MC上に新規ディレクトリnewdirを作成します。
>mkdir mc-dir newdir

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表4‒9 mkdirコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ

内容

Can't create directory.

MCへディレクトリを作成できませんでした。

空き容量など,MCの状態を確認の上,再実行してください。

Can't execute.

コマンドを実行できません。再実行してください。

MC is busy.

ほかのプロセスがMCにアクセスしています。

時間をおいて再実行してください。

MC is write protected.

MCのプロテクトスイッチが「▼Lock」になっていないことを確認してください。「▼Lock」になっている場合は,スイッチをスライドさせてから再度挿入してください。

装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。

MC not found.

MCが搭載されていません。

MCが正しく装置に挿入されているか確認してください。

装置のメモリカードスロットにほこりが付着していないか確認してください。ほこりが付着しているときは,乾いた布などでほこりを取ってから再度MCを挿入してください。

[注意事項]

  1. mc-dirはMCが入っていない場合には実行できません。また,-pオプションは併用できません。

  2. mc-dir指定時,コマンド実行中は装置のACC LEDが点灯します。ACC LED点灯時にはMCの抜き挿しを行わないでください。