コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


timers spf

SPF計算の遅延時間と,実行間隔を指定します。遅延時間は,OSPFv3のトポロジ情報の変更などによってSPF計算をスケジュールしてから,実際にSPF計算を実行するまでの時間です。

実行間隔は,SPF計算の実施後,SPF計算を抑止する時間です。

[入力形式]

情報の設定・変更

timers spf <Delay> <Interval>

情報の削除

no timers spf

[入力モード]

(config-rtr)

[パラメータ]

<Delay>

SPF計算の遅延時間を指定します。なお,2回目以降のSPF計算の実行時間は,遅延時間後か,前回のSPF計算からの実行間隔(<Interval>)後の,どちらか遅い方の時間になります。

[図データ]

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜10(10進数:秒)を指定します。

<Interval>

SPF計算実行後,次にSPF計算を実行するまでの最小間隔を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    2〜10(10進数:秒)を指定します。

[コマンド省略時の動作]

初期値は,<Delay>が2秒,<Interval>が5秒となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

次回のSPF計算実行時から,適用されます。

[注意事項]

なし

[関連コマンド]

なし