ipv6 ospf priority
指定ルータを決定するための優先度を指定します。同一ネットワークの中で最も大きな優先度の値を持つルータが指定ルータとなり,2番目に大きな値を持つルータがバックアップ指定ルータになります。ただし,すでに指定ルータとバックアップ指定ルータが決まっている場合には,あとから大きな優先度の値を持つルータが立ち上がっても,指定ルータとバックアップ指定ルータは変更されません。
なお,ネットワーク種別がポイント−ポイントの場合,近隣ルータが1台だけであるため,指定ルータを選択しないで動作します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
ipv6 ospf priority <Priority>
- 情報の削除
-
no ipv6 ospf priority
[入力モード]
- (config-if)
-
VLANインタフェース
[パラメータ]
- <Priority>
-
優先度を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜255(10進数)を指定します。値0は指定ルータになる資格がないことを意味します。
優先度の最高値は255,最低値は1です。
-
[コマンド省略時の動作]
ブロードキャストでは,初期値を1とします。ポイント−ポイントでは,値の設定に関係なく0固定です。
[通信への影響]
なし。ただし,自ルータが指定ルータの場合,0を設定時は隣接関係をいったん切断します。
[設定値の反映契機]
0を設定した場合,設定変更後,すぐに運用に反映されます。
1以上の値を設定した場合,次回の隣接ルータとの隣接関係の確立から適用されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし