timers bgp
すべてのBGPピアについて,KEEPALIVEメッセージの送信間隔とホールドタイマ値を設定します。
ただし,neighbor timersが設定されている場合は,neighbor timersで設定されているKEEPALIVEメッセージの送信間隔とホールドタイマ値が優先されます。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークのBGP4またはBGP4+に適用します。
config-router-af(ipv4 vrf)モードで設定した場合,指定VRFのBGP4に適用します。
config-router-af(ipv6 vrf)モードで設定した場合,指定VRFのBGP4+に適用します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
timers bgp <Keepalive> <Holdtime>
- 情報の削除
-
no timers bgp
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)(ipv4 vrf) (config-router-af)(ipv6 vrf)
[パラメータ]
- <Keepalive>
-
BGPのKEEPALIVEメッセージの送信間隔(秒)を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜65534(10進数:秒)を指定します。
0を指定した場合,BGPセッション確立中のKEEPALIVEメッセージを送信しません。
<Holdtime>に0を指定した場合,本パラメータに0以外を指定できません。また,<Holdtime>が0以外の場合,<Holdtime>より小さい値でなくてはなりません。
なお,BGP4/BGP4+セッション確立時のホールドタイマ値のネゴシエーション結果によって採用するKEEPALIVEメッセージ送信間隔は次のようになります。
・ホールドタイマ値のネゴシエーションで自側のホールドタイマ値を選択した場合,本パラメータを採用します。
・ホールドタイマ値のネゴシエーションで相手側のホールドタイマ値を選択した場合で,かつネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3が本パラメータより小さいときは,ネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3を採用します。ネゴシエーション結果のホールドタイマ値の1/3が本パラメータ以上の場合は本パラメータを採用します。
-
- <Holdtime>
-
Holdtimeタイマ値(秒)を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0,3〜65535(10進数:秒)を指定します。
0を指定した場合,ピアとのホールドタイムを監視しません。
<Keepalive>に0を指定した場合,本パラメータに0以外を指定できません。
-
[コマンド省略時の動作]
<Keepalive>に60,<Holdtime>に180が適用されます。
[通信への影響]
本コマンドでホールドタイマ値またはKEEPALIVEメッセージの送信間隔を変更した場合,すべてのピアとのBGPセッションをいったん切断するため,経路を再学習するまでの間,通信が停止します。
[設定値の反映契機]
本コマンドの設定時に反映されます。
[注意事項]
-
ピアとBGPセッション確立時のホールドタイムのネゴシエーション結果が0以外の場合で<Keepalive>に0が設定されているとき,該当ピアでホールドタイムのタイムアウトが発生し,該当ピアとのBGPセッションが切断されます。
[関連コマンド]
neighbor timers