ip ospf authentication
OSPFパケットの認証方式として,平文パスワード認証またはMD5認証を選択します。該当インタフェースで認証を行う場合,エリア単位での認証方式の設定か,本コマンドによる設定かの,どちらかが必要です。なお,エリア単位での認証方式は,config-routerモードのarea authenticationコマンドで設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
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ip ospf authentication [{message-digest | null}]
- 情報の削除
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no ip ospf authentication
[入力モード]
- (config-if)
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VLANインタフェース
[パラメータ]
- {message-digest | null}
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認証方式を指定します。
message-digest(MD5認証)またはnull(ヌル認証)を指定します。ヌル認証を指定した場合,チェックサム検証を行うだけで,認証は行いません。
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本パラメータ省略時の初期値
本コマンドで,平文パスワード認証を選択したことになります。
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値の設定範囲
なし
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[コマンド省略時の動作]
エリアに設定した認証方式に従います。設定がない場合,ヌル認証になります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
本コマンドを設定した場合,エリア単位での認証方式(config-routerモードのarea authenticationコマンド)は,該当インタフェースには適用されません。
[関連コマンド]
area authentication
ip ospf authentication-key
ip ospf message-digest-key