コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


max-lease

クライアントがリース時間を指定してIPアドレスを要求した際に,許容する最大リース時間を指定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

max-lease {<time day> [<time hour> [<time min> [<time sec>] ] ] | infinite}

情報の削除

no max-lease

[入力モード]

(dhcp-config)

[パラメータ]

{<time day> [<time hour> [<time min> [<time sec>] ] ] | infinite}

クライアントから時間の指定があった場合の最大リース時間を設定します。

<time day> [<time hour> [<time min> [<time sec>] ] ]

最大リース時間を日,時間,分,秒の単位で指定します。また,10秒未満の値は設定できません。10秒〜365日の間で設定してください。

infinite

最大リース時間を無制限に指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <time day>は,0〜365の範囲から指定し,以降を省略できます。

    <time hour>は,0〜23の範囲から指定し,以降を省略できます。

    <time min>は,0〜59の範囲から指定し,以降を省略できます。

    <time sec>は,0〜59の範囲から指定してください。

[コマンド省略時の動作]

最大リース時間はleaseコマンドで設定した時間となります。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. 固定IPアドレス設定を行った場合は,クライアントは標準で24時間の最大リース時間を持ちます。また,その固定IPアドレスと同じサブネットのnetwork設定を行ったDHCPアドレスプールが在る場合は,そのDHCPアドレスプールの最大リース時間が優先されます。

  2. 固定IPアドレス設定を行っているDHCPアドレスプール情報ではmax-leaseコマンドは無視されます。

  3. リース時間を短くした場合,クライアントは頻繁にリースの更新を行うため,短期間しか使用されない一時的なIPアドレスなどの限定した用途以外では,リース時間を極端に短くしないでください。また,短いリース時間でもクライアントが動作可能なことを確認してください。

[関連コマンド]

なし