host
クライアント装置に固定のIPアドレスを配布する際に,割り当てるIPアドレスを指定します。本コマンドはhardware-addressコマンドとセットで使用します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
host <IP Address> [{<Mask> | /<Masklen>}]
- 情報の削除
-
no host
[入力モード]
(dhcp-config)
[パラメータ]
- <IP Address> [{<Mask> | /<Masklen>}]
-
DHCPアドレスプール情報に対するIPアドレスを設定します。また,マスクを省略した場合はクラスA,B,Cに応じたマスクが設定されます。
表7‒1 クラスごとのIPアドレス範囲 クラス
IPアドレス
クラスA(/8)
1.x.x.x〜127.x.x.x
クラスB(/16)
128.x.x.x〜191.x.x.x
クラスC(/24)
192.x.x.x〜223.x.x.x
- <IP Address>
-
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
次に示すアドレスは設定できません。
・127.0.0.0〜127.255.255.255
・ホスト部が2進数ですべて0または1のアドレス
・クラスA,B,C以外のアドレス
-
- {<Mask> | /<Masklen>}
-
-
本パラメータ省略時の初期値
クラスA,B,Cに応じたマスク
-
値の設定範囲
<Mask>または/<Masklen>
<Mask>は255.0.0.0〜255.255.255.255の範囲から指定します。
<Masklen>は8〜32の範囲から指定します。
-
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
同一DHCPアドレスプール設定内でnetwork設定とは同時に設定できません。
-
host設定時に同じサブネットのnetworkおよびhost設定が存在しない場合,そのサブネットもnetwork設定数と同様に扱われます。そのため,最大管理サブネット数を超えるサブネットに対する固定DHCPアドレスプールを用意することはできません。
-
host設定を行った場合,クライアントに配布するオプション情報(client-name,default-router,dns-server,domain-name,netbios-name-server,netbios-node-type)は設定されたIPアドレスと同じサブネットのnetwork設定を行ったDHCPアドレスプールのオプション情報を継承します。
[関連コマンド]
なし