port-up-delay
ポートがアップした場合に,アクティブポート数のカウント対象に反映するまでの遅延時間を設定します。GSRPではマスタ/バックアップの選択要因として,アクティブポート数を使用します。そのため,ポートのアップ,ダウンが頻発するなどのポートが不安定な状態になった場合にアクティブポート数の増減が多発し,結果マスタ状態とバックアップ状態の切り替えが連続して発生するおそれがあります。ポートが不安定な状態の際,本コマンドで遅延時間を指定することで,不要な切り替えを抑止できます。
遅延時間中にアクティブポートにカウントさせる際には,アクティブポート反映コマンド(運用コマンドclear gsrp port-up-delay)を入力してください。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
port-up-delay <seconds>
- 情報の削除
-
no port-up-delay
[入力モード]
(config-gsrp)
[パラメータ]
- <seconds>
-
ポートがアップした場合にアクティブポート数のカウント対象に反映するまでの遅延時間を秒単位で指定します。「infinity」と指定した場合は,遅延時間を無限とし,自動ではアクティブポートにカウントしません。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜43200またはinfinity
-
[コマンド省略時の動作]
ポートがアップするとアクティブポート数のカウント対象に即時反映(0秒)します。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし