コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


dot1x vlan max-supplicant

指定VLANインタフェースに接続可能な最大端末数を指定します。本値を超えて端末を接続しようとした場合,認証を行わないで端末接続数を制限できます。

[入力形式]

情報の設定・変更

dot1x vlan <vlan id list> max-supplicant <clients>

情報の削除

no dot1x vlan <vlan id list> max-supplicant

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<vlan id list>

IEEE802.1X認証設定を適用するVLANのVLAN IDを指定します。本装置に未設定のVLANは指定できません。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <vlan id list>の指定方法,また,値の設定範囲については「パラメータに指定できる値」を参照してください。ただし,このコマンドでデフォルトVLAN(VLAN ID=1)は指定できません。

<clients>

指定VLANインタフェースに接続可能な最大端末数を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    1〜256

[コマンド省略時の動作]

端末接続数は256です。

[通信への影響]

現在指定インタフェースで認証されている端末数よりも小さい値を指定した場合,指定インタフェースで認証されているすべてのSupplicantの認証状態が解除されます。再認証されるまで疎通不可状態になります。

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. すべてのIEEE802.1Xは,dot1x system-auth-controlコマンドを設定することで有効になります。

  2. dot1x vlan <vlan id list> enableコマンドが設定されていないと本コマンドは有効になりません。

  3. 現在VLAN単位認証(静的)で認証されている端末数よりも小さい値を指定した場合,VLAN単位認証(静的)で認証されているすべてのSupplicantの認証状態がいったん解除されます。

[関連コマンド]

dot1x system-auth-control

dot1x vlan enable