limit-queue-length
本装置の物理ポートの送信キュー長を設定します。
本コマンドは,物理ポートの最大キュー長を変更します。
本コマンドは,ハードウェアの基本的な動作条件を設定するものであるため,設定変更後は装置を再起動する必要があります。
このコマンドを設定しない,または情報を削除したときは,キュー長は2880で動作します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
limit-queue-length <queue length>
- 情報の削除
-
no limit-queue-length
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <queue length>
-
物理ポートの最大キュー長を指定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
2880または24272
-
[コマンド省略時の動作]
本装置の各ポートの送信キュー長は,2880で動作します。
[通信への影響]
本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。
VLANプログラムを再起動することによって,すべてのポートが再初期化され,VLANを構成しているポートで一時的にデータ送受信不可となります。
[設定値の反映契機]
設定値を変更した場合は,コンフィグレーションを保存したあとで本装置を再起動,またはVLANプログラムを再起動してください。再起動することで設定値が運用に反映されます。
[注意事項]
-
次の点に注意してください。
本コマンドで送信キュー長を2880に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
キュー1〜キュー12:2880
また,本コマンドで送信キュー長を24272に設定した場合,送信キュー長は次のとおりになります。
キュー1,キュー2:24272,キュー3,キュー4:2880,キュー5〜キュー12:0
本コマンドで送信キュー長24272を設定した場合,キュー1〜キュー4に対してだけキュー長を割り当て動作するため,各スケジューリングの動作は次のようになります。
PQ:キュー1〜キュー4がPQで動作します。
4PQ+8RR:キュー1〜キュー4がRRで動作します。
4PQ+8WFQ:キュー1〜キュー4がWFQで動作します。
4PQ+8ERR:キュー1〜キュー4がERRで動作します。
4PQ+8WRR:キュー1〜キュー4がWRRで動作します。
[関連コマンド]
なし