instance
マルチプルスパニングツリーのMSTインスタンスに所属するVLANを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
-
instance <mst instance id> vlans <vlan range>
- 情報の削除
-
no instance <mst instance id>
[入力モード]
(config-mst)
[パラメータ]
- <mst instance id>
-
MSTインスタンスIDを設定します。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
0〜4095
-
- vlans <vlan range>
-
MSTインスタンスに所属するVLANを設定します。一つのVLAN IDを設定できるほか,"-"(ハイフン),","(コンマ)を使用して複数のVLAN IDの一括設定もできます。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1〜4094
-
本パラメータ使用時の注意事項
・MSTインスタンスID0には,ほかのMSTインスタンスに属していないVLANすべてが所属します。
・同じMSTリージョンを構成するためには,MSTインスタンスIDと本パラメータで設定するVLAN ID,およびnameパラメータの値とrevisionパラメータの値をMSTリージョン内で一致させる必要があります。
-
[コマンド省略時の動作]
すべてのVLANがMSTインスタンスID0に所属します。
[通信への影響]
spanning-tree modeコマンドでmstを指定している場合,トポロジの再計算によって,トポロジの形成が終了するまで通信断となります。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
MSTインスタンスID0に関する情報は,showコマンドでは表示しません。
-
Ring Protocolとマルチプルスパニングツリー併用時には,本コマンドで指定するVLANとRing ProtocolのVLANマッピングに指定するVLAN IDを一致させる必要があります。不一致となったVLANはブロッキング状態となります。
[関連コマンド]
なし