コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


mac-address-table static

スタティックMACアドレステーブル情報を設定します。

[入力形式]

情報の設定・変更

mac-address-table static <mac> vlan <vlan id> {interface <interface type> <interface number> | drop}

情報の削除

no mac-address-table static <mac> vlan <vlan id>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

<mac>

スタティックエントリで登録するMACアドレスを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    0000.0000.0000〜feff.ffff.ffff

    ただし,マルチキャストMACアドレス(先頭バイトの最下位ビットが1のアドレス)は設定できません。

vlan <vlan id>

スタティックエントリのVLANのVLAN IDを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

{interface <interface type> <interface number> | drop}

スタティックエントリに一致したフレームの中継または廃棄を指定します。

interface <interface type> <interface number>

スタティックエントリの出力先インタフェースを指定します。

drop

スタティックエントリで,フレームを廃棄することを指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    <interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。

    ・イーサネットインタフェース

    ・ポートチャネルインタフェース

[コマンド省略時の動作]

スタティックエントリは設定されません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. デフォルトVLAN(VLAN ID=1)に対してスタティックエントリを設定する場合,出力先インタフェースに対して明示的に「vlan 1」を設定してください。

  2. interfaceを指定した場合,宛先MACアドレスが一致するフレームを指定したインタフェースに出力します。また,送信元MACアドレスが一致するフレームを指定したインタフェース以外から受信した場合は廃棄します。

  3. dropを指定した場合,宛先MACアドレスまたは送信元MACアドレスが一致するフレームを廃棄します。

  4. 出力先インタフェースにチャネルグループを構成する物理ポートを指定した場合,通信できないことがあります。スタティックMACアドレスの出力先をチャネルグループに設定する場合は,port-channelパラメータで指定してください。

[関連コマンド]

vlan