コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


stack enable

本装置がスタックで動作します。

本コマンドの設定および削除を有効にするには,装置の再起動が必要です。

なお,スタック専用ポートを実装するモデルでは,本コマンドでスタック機能を有効にした場合,スタックポートとしてだけ運用できるinterface fortygigabitethernetコマンドが設定されます。

[入力形式]

情報の設定

stack enable

情報の削除

no stack enable

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

なし

[コマンド省略時の動作]

スタンドアロンで動作します。

[通信への影響]

本装置を再起動してから起動が完了するまでの間,本装置を経由する通信が停止します。

[設定値の反映契機]

本装置を再起動すると設定値が運用に反映されます。

[応答メッセージ]

stack enableコマンドの応答メッセージを次の表に示します。

表4‒1 stack enableコマンド応答メッセージ

メッセージ

内容

After this command execute, please save configuration editing now in startup-config, and please reboot a device.

Do you wish to continue ? (y/n):

このコマンドを実行したあと,すぐに編集したコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存してから,装置を再起動してください。

”y”で実行します。”n”で中止します。

[注意事項]

  1. 本コマンドを設定または削除した場合,手動でコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイルに保存してから,本装置を再起動してください。本コマンドを設定または削除したあとは,本装置を再起動しないと,すべてのコンフィグレーションが編集できません。

    また,本コマンドを入力後は本装置を再起動するまでコンフィグレーションが編集できないため,本コマンドを含むコンフィグレーションをコピー・ペーストで入力しようとしても,本コマンドまでしか入りません。

  2. スタックと共存できない機能があります。そのため,本コマンドを設定するには,共存できない機能を削除する必要があります。詳細は「コンフィグレーションガイド Vol.1」 「7.1.3 サポート機能」を参照してください。

  3. 本コマンドを設定すると,同時に次のコンフィグレーションが設定されます。これは,スタック機能と共存できない機能を無効にするためです。

    • no service ipv6 dhcp

[関連コマンド]

switch priority

switch provision

interface fortygigabitethernet