コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


save(write)

編集したコンフィグレーションの内容を,スタートアップコンフィグレーションファイルまたはバックアップコンフィグレーションファイルへ保存します。

[入力形式]

save [<file name>] [debug]

write [<file name>] [debug]

[入力モード]

コンフィグレーションコマンドモード

[パラメータ]

<file name>

保存するコンフィグレーションファイル名を指定します。このファイルはバックアップコンフィグレーションファイルとなります。

  • ローカルのコンフィグレーションファイル指定

    装置内のファイル名を指定します。

  • リモートのコンフィグレーションファイル指定

    リモートのファイル名を次に示すどれかのURL形式で指定します。

    • FTP

      ftp://[<user name>[:<password>]@]<host>[:<port>]/<file path>

    • TFTP

      tftp://<host>[:<port>]/<file path>

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    現在編集中のコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイル(startup-config)に上書き保存します。

debug

リモートファイル指定時に通信状況の詳細を表示します。

リモートファイル取得時に「Data transfer failed.」としてエラーとなった場合に,このパラメータを付けて再度コマンド実行することで,サーバレスポンスなどのエラーの詳細を知ることができます。

[コマンド省略時の動作]

なし

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

なし

[応答メッセージ]

saveコマンドの応答メッセージを次の表に示します。

表3‒3 saveコマンド応答メッセージ

メッセージ

内容

Configuration file already exist. Configuration file save to <file name>? (y/n):

指定ファイルがすでに存在し,上書きしてsaveを行うかの確認です。”y”で実行します。”n”で中止します。

Configuration file save to <file name>? (y/n):

指定ファイルにsaveを行うかの確認です。”y”で実行します。”n”で中止します。

[注意事項]

  1. コンフィグレーションファイルをセーブしてもコンフィグレーションコマンドモードは終了しません。編集を終える場合は必ずexitコマンドまたはendコマンドを使ってコンフィグレーションコマンドモードを終了してください。

  2. 保存先のコンフィグレーションファイルに書き込み権限がない場合は保存できません。リモートサーバ上のファイルに保存する場合は,リモートサーバで書き込みできるように設定してください。

  3. statusコマンドを使用するとコンフィグレーションの編集の有無,セーブしたかどうかを知ることができます。

  4. 内蔵フラッシュメモリの未使用容量が不足している場合,コンフィグレーションのセーブはできません。運用コマンドshow flashを使用してユーザ領域の未使用容量を確認してください。スタートアップコンフィグレーションファイル(/config/system.cnf)へセーブするために必要な容量は,スタートアップコンフィグレーションファイル(/config/system.cnf)および編集中のコンフィグレーションのサイズ分です。最大のコンフィグレーションで約2MBの未使用容量が必要です。

[関連コマンド]

なし