save(write)
編集したコンフィグレーションの内容を,スタートアップコンフィグレーションファイルまたはバックアップコンフィグレーションファイルへ保存します。
[入力形式]
save [<file name>] [debug]
write [<file name>] [debug]
[入力モード]
コンフィグレーションコマンドモード
[パラメータ]
- <file name>
-
保存するコンフィグレーションファイル名を指定します。このファイルはバックアップコンフィグレーションファイルとなります。
-
ローカルのコンフィグレーションファイル指定
装置内のファイル名を指定します。
-
リモートのコンフィグレーションファイル指定
リモートのファイル名を次に示すどれかのURL形式で指定します。
-
FTP
ftp://[<user name>[:<password>]@]<host>[:<port>]/<file path>
-
TFTP
tftp://<host>[:<port>]/<file path>
-
-
本パラメータ省略時の初期値
現在編集中のコンフィグレーションをスタートアップコンフィグレーションファイル(startup-config)に上書き保存します。
-
- debug
-
リモートファイル指定時に通信状況の詳細を表示します。
リモートファイル取得時に「Data transfer failed.」としてエラーとなった場合に,このパラメータを付けて再度コマンド実行することで,サーバレスポンスなどのエラーの詳細を知ることができます。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
なし
[応答メッセージ]
saveコマンドの応答メッセージを次の表に示します。
メッセージ |
内容 |
---|---|
Configuration file already exist. Configuration file save to <file name>? (y/n): |
指定ファイルがすでに存在し,上書きしてsaveを行うかの確認です。”y”で実行します。”n”で中止します。 |
Configuration file save to <file name>? (y/n): |
指定ファイルにsaveを行うかの確認です。”y”で実行します。”n”で中止します。 |
[注意事項]
-
コンフィグレーションファイルをセーブしてもコンフィグレーションコマンドモードは終了しません。編集を終える場合は必ずexitコマンドまたはendコマンドを使ってコンフィグレーションコマンドモードを終了してください。
-
保存先のコンフィグレーションファイルに書き込み権限がない場合は保存できません。リモートサーバ上のファイルに保存する場合は,リモートサーバで書き込みできるように設定してください。
-
statusコマンドを使用するとコンフィグレーションの編集の有無,セーブしたかどうかを知ることができます。
-
内蔵フラッシュメモリの未使用容量が不足している場合,コンフィグレーションのセーブはできません。運用コマンドshow flashを使用してユーザ領域の未使用容量を確認してください。スタートアップコンフィグレーションファイル(/config/system.cnf)へセーブするために必要な容量は,スタートアップコンフィグレーションファイル(/config/system.cnf)および編集中のコンフィグレーションのサイズ分です。最大のコンフィグレーションで約2MBの未使用容量が必要です。
[関連コマンド]
なし