コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1


ftp-server

リモート運用端末からftpプロトコルを使用したアクセスを許可するために使用します。なお,本装置へログインを許可または拒否するリモート運用端末のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスを指定する場合は,config-lineモードでtelnetアクセスと共通のアクセスリストを指定してください。

[入力形式]

情報の設定

ftp-server

ftp-server vrf {<vrf id> | all}

情報の削除

no ftp-server

no ftp-server vrf {<vrf id> | all}

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

vrf {<vrf id> | all}【SL-L3A】
<vrf id>

指定VRFからのアクセスを受け付けます。グローバルネットワークは含みません。

アクセスを許可するVRFを個別に指定する場合は,装置当たり最大4エントリまで設定できます。

all

グローバルネットワークを含む全VRFからのアクセスを受け付けます。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    グローバルネットワークからのアクセスを受け付けます。

  2. 値の設定範囲

    <vrf id>にはVRF IDを指定します。

    詳細は,「パラメータに指定できる値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

ftpプロトコルでのリモートアクセスを受け付けません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

設定値変更後,すぐに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. config-lineモードでアクセスリストを指定している場合,ftpで本装置へログインを許可または拒否するリモート運用端末のIPv4アドレスまたはIPv6アドレスも同じアクセスリストに従って制限されます。

  2. vrf allパラメータを指定した場合は,グローバルネットワークまたはVRFを個別に指定できません。【SL-L3A】

  3. アクセスを許可するVRFを個別に指定した場合は,本コマンドとtransport inputコマンドで指定できるVRF IDの個数が合わせて4個までとなります。【SL-L3A】

[関連コマンド]

line vty

ip access-group

ipv6 access-class

transport input