コンフィグレーションガイド Vol.3


32.1.3 IPv6マルチキャストルーティングの設定

[設定のポイント]

本装置でIPv6マルチキャストルーティングを動作させるには,本装置のループバックアドレスとしてloopback 0のインタフェースへのアドレス設定,およびグローバルコンフィグレーションモードで次の設定が必要です。例として,本装置のループバックアドレスを2001:db8::bとした設定を示します。

なお,ここでの設定のほかに,一つ以上のインタフェースでIPv6 PIM(ipv6 pimコマンド)の設定が必要です。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface loopback 0

    (config-if)# ipv6 address 2001:db8::b

    (config-if)# exit

    ループバックのアドレスを設定します。

  2. (config)# ipv6 multicast-routing

    IPv6マルチキャスト機能を使用できるようにします。