コンフィグレーションガイド Vol.3


27.2.5 経路選択の設定

[設定のポイント]

コストの設定はipv6 ospf costコマンドを使用し,インタフェース単位で設定します。

なお,maximum-pathsコマンドで1を設定した場合,経路のコスト値が等しい場合でも,イコールコストマルチパスを構築しません。

ここでは,シングルパスの経路を使用する場合の設定例を示します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ipv6 router ospf 1

    (config-rtr)# maximum-paths 1

    (config-rtr)# exit

    OSPFv3最大パス数を1に設定します。

  2. (config)# interface vlan 1

    (config-if)# ipv6 ospf 1 area 0

    (config-if)# ipv6 ospf cost 10

    (config-if)# exit

    コストを10に設定します。

  3. (config)# interface vlan 2

    (config-if)# ipv6 ospf 1 area 0

    (config-if)# ipv6 ospf cost 2

    コストを2に設定します。VLAN2のコスト値をVLAN1のコスト値よりも小さくすることによって,VLAN2を経由する経路が優先されます。