コンフィグレーションガイド Vol.3


11.4.3 NBMAでの隣接ルータの設定

[設定のポイント]

neighborコマンドは,NBMAインタフェースでだけ有効になります。

neighborコマンドのpriorityパラメータで,隣接ルータの指定ルータになる資格の有無を指定します。priorityが0の場合,指定ルータになる資格がないことを意味します。隣接ルータが,指定ルータになる資格がある場合,必ずpriorityを指定してください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface vlan 1

    (config-if)# ip ospf 1 area 0

    OSPFを適用します。

  2. (config-if)# ip ospf network non-broadcast

    (config-if)# exit

    インタフェースの種別をNBMAに設定します。

  3. (config)# router ospf 1

    (config-router)# neighbor 192.168.1.1 priority 2

    (config-router)# neighbor 192.168.1.2 priority 2

    ドメイン内の隣接ルータのインタフェースアドレスを設定します。また,同時に隣接ルータのpriorityを2に設定します。