コンフィグレーションガイド Vol.2


20.1.1 概要

ポリシーベースミラーリングは,受信するフレームから特定のフローをコピーして,指定したインタフェースへ送信する機能です。フレームをコピーすることをミラーリング,コピーされたフレームのことをミラーリングフレームと呼びます。この機能を利用して,フロー単位のミラーリングフレームをアナライザなどで受信することによって,トラフィックの監視や解析ができます。

受信フレームに対するミラーリングの動作を次の図に示します。

図20‒1 受信フレームのミラーリング

[図データ]

図で示すとおり,トラフィックを監視するインタフェースをモニターポートと呼び,ミラーリングフレームの送信先となるインタフェースをミラーポートと呼びます。

本装置のポリシーベースミラーリングは,フロー検出によって細かくフレームを特定できます。また,複数のミラーポートに同時にミラーリングできます。