コンフィグレーションガイド Vol.2


4.5.1 キューイング優先度の設定

特定のフローに対してキューイング優先度を設定します。

[設定のポイント]

フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出を行い,キューイング優先度を設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST2

    IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を作成します。本リストを作成することによって,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。

  2. (config-ip-qos)# qos ip any host 192.168.100.10 action discard-class 2

    192.168.100.10のIPアドレスを宛先とし,キューイング優先度=2のQoSフローリストを設定します。

  3. (config-ip-qos)# exit

    IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。

  4. (config)# interface gigabitethernet 1/0/1

    ポート1/0/1のインタフェースモードに移行します。

  5. (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST2 in

    受信側にQoSフローリスト(QOS-LIST2)を有効にします。