コンフィグレーションガイド Vol.1


22.2 サポート機能

レイヤ2スイッチ機能として,本装置がサポートする機能を次の表に示します。

これらの機能は,組み合わせて利用できる機能とできない機能があります。機能の組み合わせ制限については,次項で説明します。

表22‒1 レイヤ2スイッチサポート機能

サポート機能

機能概要

MACアドレス学習

MACアドレステーブルに登録するMACアドレスの学習機能

VLAN

ポートVLAN

ポート単位にスイッチ内を仮想的なグループに分ける機能

プロトコルVLAN

プロトコル単位にスイッチ内を仮想的なグループに分ける機能

MAC VLAN

送信元のMACアドレス単位にスイッチ内を仮想的なグループに分ける機能

デフォルトVLAN

コンフィグレーションが未設定のときにデフォルトで所属するVLAN

ネイティブVLAN

トランクポート,プロトコルポート,MACポートでのUntaggedフレームを扱うポートVLANの呼称

トンネリング

複数ユーザのVLANをほかのVLANに集約して「トンネル」する機能

Tag変換

VLAN Tagを変換して別のVLANに中継する機能

L2プロトコルフレーム透過機能

レイヤ2のプロトコルのフレームを中継する機能

スパニングツリー(BPDU),IEEE802.1X(EAP),LLDP(LLDPDU),IEEE802.3ah/UDLD(OAMPDU)を透過します。

VLANごとMACアドレス

レイヤ3インタフェースのMACアドレスをVLANごとに異なるアドレスにする機能

VXLAN【SL-L3A】

レイヤ2イーサネットフレームをカプセル化して,レイヤ3ネットワーク上で仮想的なレイヤ2ネットワークを実現する機能

スパニングツリー

PVST+

VLAN単位のスイッチ間のループ防止機能

シングルスパニングツリー

装置単位のスイッチ間のループ防止機能

マルチプルスパニングツリー

MSTインスタンス単位のスイッチ間のループ防止機能

Ring Protocol

リングトポロジーでのレイヤ2ネットワークの冗長化機能

IGMP snooping/MLD snooping

レイヤ2スイッチでVLAN内のマルチキャストトラフィック制御機能

ポート間中継遮断機能

指定したポート間ですべての通信を遮断する機能