コンフィグレーションガイド Vol.1


20.3.9 リンクアップ検出タイマの設定

リンク障害回復を検出してからリンクアップするまでのリンクアップ検出時間が短い場合,相手装置によってはネットワーク状態が不安定になることがあります。このような場合,リンクアップ検出タイマを設定することで,ネットワーク状態が不安定になることを防ぐことができます。

[設定のポイント]

リンクアップ検出時間は,ネットワーク状態が不安定とならない範囲でできるだけ短い値にします。リンクアップ検出時間を設定しなくてもネットワーク状態が不安定とならない場合は,リンクアップ検出時間を設定しないでください。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/0/10

    イーサネットインタフェース1/0/10のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# link up-debounce time 5000

    リンクアップ検出タイマを5000ミリ秒に設定します。

[注意事項]

リンクアップ検出タイマを長く設定すると,リンク障害回復から通信できるまでの時間が長くなります。リンク障害回復から通信できるまでの時間を短くしたい場合は,リンクアップ検出タイマを設定しないでください。