コンフィグレーションガイド Vol.1


18.2.9 RMONによる特定MIB値の閾値チェック

[設定のポイント]

特定のMIBの値に対して定期的に閾値チェックを行い,閾値を超えたらSNMPマネージャにイベントを通知するように設定します。

イベント実行方法にtrapを指定する場合は,あらかじめSNMPトラップモードの設定が必要です。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# rmon event 3 log trap public

    アラームが発生したときに実行するイベントを設定します。

    • 情報識別番号:3

    • イベント実行方法:log,trap

    • SNMP通知先コミュニティ名:public

  2. (config)# rmon alarm 12 "ifOutDiscards.3" 256111 delta rising-threshold 400000 rising-event-index 3 falling-threshold 100 falling-event-index 3 owner "NET-MANAGER"

    RMONアラームグループの制御情報を次の条件で設定します。

    • RMONアラームグループの制御情報識別番号:12

    • 閾値チェックを行うMIBのオブジェクト識別子:ifOutDiscards.3

    • 閾値チェックを行う時間間隔:256111秒

    • 閾値チェック方式:差分値チェック(delta)

    • 上方閾値の値:400000

    • 上方閾値を超えたときのイベント方法の識別番号:3

    • 下方閾値の値:100

    • 下方閾値を超えたときのイベント方法の識別番号:3

    • コンフィグレーション設定者の識別情報:NET-MANAGER