コンフィグレーションガイド Vol.1


18.2.5 SNMPv3によるトラップ送信の設定

[設定のポイント]

MIBビューとSNMPセキュリティユーザを設定の上,SNMPセキュリティグループを設定し,さらにSNMPトラップモードを設定します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# snmp-server view "ALL_TRAP_VIEW" * included

    MIBビューを設定します。

    • ビュー名ALL_TRAP_VIEWに全サブツリーを登録します。

  2. (config)# snmp-server user "ADMIN" "ADMIN_GROUP" v3 auth md5 "ABC*_1234" priv des "XYZ/+6789"

    SNMPセキュリティユーザを設定します。

    • SNMPセキュリティユーザ名:ADMIN

    • SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP

    • 認証プロトコル:HMAC-MD5

    • 認証パスワード:ABC*_1234

    • プライバシープロトコル:CBC-DES

    • プライバシーパスワード:XYZ/+6789

  3. (config)# snmp-server group "ADMIN_GROUP" v3 priv notify "ALL_TRAP_VIEW"

    SNMPセキュリティグループを設定します。

    • SNMPセキュリティグループ名:ADMIN_GROUP

    • セキュリティレベル:認証あり,暗号化あり

    • Notifyビュー名:ALL_TRAP_VIEW

  4. (config)# snmp-server host 10.1.1.1 traps "ADMIN" version 3 priv snmp

    SNMPv3によってSNMPマネージャに標準トラップを送信する設定をします。

    • SNMPマネージャのIPアドレス:10.1.1.1

    • SNMPセキュリティユーザ名:ADMIN

    • セキュリティレベル:認証あり,暗号化あり

    • 送信するトラップ:coldStart,warmStart,linkDown,linkUp,authenticationFailure