3.1 テーブルエントリ数
本装置では,装置の適用形態に合わせ,モードの選択によってテーブルエントリ数の配分パターンを変更できます。モードには,IPv4モード,IPv4/IPv6モード,IPv6ユニキャスト優先モード,およびL2優先モードの4種類があり,コンフィグレーションコマンドswrt_table_resourceで設定します。
この節では,モードごとのテーブルエントリ数について説明します。
なお,マルチパス経路のエントリ数については,「コンフィグレーションガイド Vol.3」 「表8‒5 マルチパス仕様」を参照してください。
モードごとの,装置当たりのテーブルエントリの最大数(最大装置エントリ数)を次の表に示します。
項目 |
最大装置エントリ数 |
||||
---|---|---|---|---|---|
IPv4 モード |
IPv4/IPv6 モード |
IPv6 ユニキャスト 優先モード |
L2優先モード |
||
IPv4 |
ユニキャスト経路 |
16285 |
8093 |
1023 |
8093 |
マルチキャスト経路 |
8191 |
2048 |
128 |
1024 |
|
ARP※1 |
30720※2 |
15360※2 |
7680※2 |
10240 |
|
IPv6 |
ユニキャスト経路 |
− |
3007※3 |
6542※4 |
3007※3 |
マルチキャスト経路 |
− |
1024 |
1024 |
128 |
|
NDP※1 |
− |
15360※2 |
23040※2 |
1536 |
|
L2 |
MACアドレステーブル |
81920※5 |
212992※5 |
(凡例)−:該当なし
- 注※1
-
エクストラネット使用時に他VRFからインポートされた直結経路で通信が発生すると,該当する通信で使用するARPエントリおよびNDPエントリがインポート先のVRFにも生成されます。インポート先のVRFに生成されたARPエントリおよびNDPエントリは,通常のARPエントリおよびNDPエントリと同様に1エントリ分のリソースを消費します。【SL-L3A】
- 注※2
-
VXLAN機能有効時は収容条件が変わります。詳細は「表3‒2 最大ダイナミックエントリ数および最大スタティックエントリ数」〜「表3‒4 最大ダイナミックエントリ数および最大スタティックエントリ数」を参照してください。
- 注※3
-
プレフィックス長が64以下のユニキャスト経路は1983まで登録できます。
- 注※4
-
プレフィックス長が64以下のユニキャスト経路は5518まで登録できます。
- 注※5
-
ハードウェアの制限によって,収容条件の最大数まで登録できないことがあります。
モードごとの,ダイナミックエントリとスタティックエントリの最大数(最大ダイナミックエントリ数および最大スタティックエントリ数)を次に示します。ダイナミックエントリとスタティックエントリの合計値が,最大装置エントリ数を超えないようにしてください。