運用コマンドレファレンス Vol.2
IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
[入力形式]
restart ipv6-multicast [-f] [core-file]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- -f
- 再起動確認メッセージを出力しないで,IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
- 本パラメータ省略時の動作
- 確認メッセージを出力します。
- core-file
- 再起動時にIPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイル(pim6sd.core)を出力します。
- 本パラメータ省略時の動作
- コアファイルを出力しません。
[スタック構成時の運用]
未サポートです。
[実行例]
IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動します。
図15-25 IPv6マルチキャストルーティングプログラムの再起動
> restart ipv6-multicast IPv6 Multicast routing program restart OK? (y/n): y >
[表示説明]
なし
[通信への影響]
IPv6マルチキャスト中継が一時的に停止します。
[応答メッセージ]
表15-28 restart ipv6-multicast応答メッセージ
項番 メッセージ 内容 1 connection failed to mr6 IPv6マルチキャストルーティングプログラムとの通信が失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart ipv6-multicastコマンドでIPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動してください。2 IPv6 routing is not configured. IPv6ルーティングが設定されていません。
コンフィグレーションを確認してください。3 mr6 appears to be running as pid <pid>, but pid <pid> doesn't exist! IPv6マルチキャストルーティングプログラムのPIDファイル中に記述されたプロセスが存在しません。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっていないか,IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。自動的に再起動した場合,必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。
<pid>:プロセスID4 mr6 does not respond. IPv6マルチキャストルーティングプログラムからの応答がありません。コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart ipv6-multicastコマンドでIPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動してください。 5 mr6 doesn't seem to be running. IPv6マルチキャストルーティングプログラムが起動していないため,コマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングが有効になっているにもかかわらずこのメッセージが出る場合は,IPv6マルチキャストルーティングプログラムの再起動を待って,コマンドを再実行してください。6 mr6 failed to terminate. IPv6マルチキャストルーティングプログラムの restart ipv6-multicastコマンドによる再起動に失敗しました。
コマンドを再実行してください。7 mr6 has already stopped. IPv6マルチキャストルーティングプログラムがすでに停止しているため,restart ipv6-multicastコマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。8 mr6 restarted after termination: old pid <pid>, new pid <pid> restart ipv6-multicastコマンド実行中にPIDが変更されたため,コマンドが失敗しました。
IPv6マルチキャストルーティングプログラムが自動的に再起動した可能性があります。必要ならば,再起動を待って,コマンドを再実行してください。
<pid>:プロセスID9 mr6 signaled but still running, waiting 6 seconds more. restart ipv6-multicastコマンドによって,IPv6マルチキャストルーティングプログラムを再起動中です。
しばらくお待ちください。10 mr6 still running, sending a kill signal. restart ipv6-multicastコマンドによる再起動のためにIPv6マルチキャストルーティングプログラムにKillシグナルを送信中です。
しばらくお待ちください。11 mr6 still running, sending another terminate signal. restart ipv6-multicastコマンドによる再起動のために,IPv6マルチキャストルーティングプログラムにterminateシグナルを再送中です。
しばらくお待ちください。12 mr6 terminated. IPv6マルチキャストルーティングプログラムがrestart ipv6-multicastコマンドによって停止しました。
自動的に再起動しますので,しばらくお待ちください。13 pid file <file name> mangled! IPv6マルチキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。
<file name>:PIDファイル名14 pid in file <file name> unreasonably small (<pid>) IPv6マルチキャストルーティングプログラムのPIDファイルが不正です。
<file name>:PIDファイル名
<pid>:PIDファイル中のプロセスID15 program error occurred: <error message> プログラムエラーが発生しました。
コマンドを再実行してください。
<error message>:エラー部位
[注意事項]
- IPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイルの出力先を以下に示します。
- ディレクトリ:/usr/var/core/
- コアファイル:pim6sd.core
- IPv6マルチキャストルーティングプログラムのコアファイルの削除方法は「erase protocol-dump ipv6-multicast」を参照してください。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2017, 2020, ALAXALA Networks, Corp.