運用コマンドレファレンス Vol.1
VTEPのピア情報を表示します。
[入力形式]
show vxlan peers [interface <vtep id>] [destination-ip <ip address>]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- interface <vtep id>
- 指定したVTEP IDのVTEPピア情報を表示します。
- <vtep id>にはコンフィグレーションコマンドinterface vxlanで設定したVTEP IDを指定します。
- 本パラメータ省略時の動作
- すべてのVTEP IDのVTEPピア情報を表示します。
- destination-ip <ip address>
- 指定したVXLANトンネルの宛先IPv4アドレスに関するVTEPピア情報を表示します。
- <ip address>にはコンフィグレーションコマンドdestination-ipで設定した宛先IPv4アドレスを指定します。
- 本パラメータ省略時の動作
- すべての宛先IPv4アドレスのVTEPピア情報を表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- すべてのVTEPピア情報を表示します。
[スタック構成時の運用]
マスタスイッチだけで情報を表示できます。
[実行例]
図25-3 VTEPピア情報の表示
> show vxlan peers Date 20XX/10/29 11:33:50 UTC VTEP ID: 1 Source IP: 192.168.1.1 Destination IP Status Nexthop VRF 192.168.30.1 Up 192.168.10.1 global 192.30.1.21 Down - - 192.168.110.1 Up 192.168.100.1 10 VTEP ID: 2 Source IP: 192.168.2.1 Destination IP Status Nexthop VRF 192.168.50.1 Up 192.168.20.1 20 >
- 注
- 経路がマルチパス化されている場合,2番目以降はStatus,Nexthop,VRFだけを表示します。
[表示説明]
表25-5 VTEPピア情報の表示項目
表示項目 意味 表示詳細情報 VTEP ID VTEP ID − Source IP 送信元IPv4アドレス VXLANトンネルの送信元IPv4アドレスを表示します。
空白:未設定Destination IP 宛先IPv4アドレス VXLANトンネルの宛先IPv4アドレスを表示します。
未設定の場合,または経路がマルチパス化されている場合は表示しません。Status ピアの状態 VXLANトンネル設定状態を表示します。
Up:VXLANトンネル構築状態
Down:VXLANトンネル未構築状態Nexthop 宛先IPv4アドレスのネクストホップ -:宛先IPv4アドレスのネクストホップが未解決 VRF VRF ID VRF番号を表示します。
global:グローバルネットワーク
-:StatusがDown
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表25-6 show vxlan peersコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute this command in backup switch or transit switch. バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。 Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。 Connection failed to vxlan program. VXLANプログラムとの通信が失敗しました。コマンドを再実行してください。
頻発する場合は,restart overlayコマンドでVXLANプログラムを再起動してください。Specified destination-ip is not configured. 指定した宛先IPv4アドレスは設定されていません。 Specified vxlan interface is not configured. 指定したVXLANインタフェースは設定されていません。 Vxlan is not configured. VXLAN機能が設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。
[注意事項]
なし
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