メッセージ・ログレファレンス
ここでは,イベント発生部位PORTの運用メッセージを示します。
表2-16 イベント発生部位PORTの運用メッセージ
メッセージ
識別子イベント
レベルメッセージテキスト 内容と対応 25011000 E3 Port enabled administratively. コンフィグレーションコマンドno shutdown,no schedule-power-control shutdownによって,ポートはdisable状態を解除されました。
[対応]
なし。25011001 E4 Port up. ポートがupしました。
[対応]
なし。25011002 E4 Transceiver connected. トランシーバの挿入を検出しました。
[対応]
なし。25011006 E3 Port activated administratively. activateコマンドによって,ポートはinactive状態を解除されました。
[対応]
なし。25011100 E3 Port disabled administratively. コンフィグレーションコマンドshutdown,schedule-power-control shutdownによって,ポートはdisable状態にされました。
[対応]
なし。25011101 E4 Error detected on the port. ポートで障害を検出しました。
[対応]
10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T/10GBASE-Tの場合
1000BASE-X/10GBASE-R/40GBASE-R/100GBASE-Rの場合
- 指定のケーブルを正しく接続しているか確認してください。
- 相手装置の立ち上げが完了しているか確認してください。
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
- 指定のケーブルを正しく接続しているか確認してください。また,ケーブルの端面が汚れていないか確認してください。汚れている場合は,汚れをふき取ってください。
- 光アッテネータ(光減衰器)を使用している場合,減衰値を確認してください。
- 相手装置の立ち上げが完了しているか確認してください。
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
25011102 E4 Transceiver notconnected. トランシーバの抜去を検出しました。
[対応]
トランシーバを正しく挿入してください。25011103 E4 Auto negotiation failed. オートネゴシエーションが失敗しました。
[対応]
- オートネゴシエーションの設定を確認してください。
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
- 装置およびトランシーバが正常な場合,ケーブルおよび接続先の機器を確認してください。
25011104 E4 Many failures occurred in receiving frames to the targeted port due to the port troubles. Execute the Line tests to check the port condition. ノイズなどによるエラーのため,該当ポートでのフレーム受信失敗が多発しています。
[対応]
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
- 装置およびトランシーバが正常な場合,ケーブルおよび接続先の機器を確認してください。
25011105 E4 Many failures occurred in sending frames to the targeted port due to the port troubles. Execute the Line tests to check the port condition. ノイズなどによるエラーのため,該当ポートでのフレーム送信失敗が多発しています。
[対応]
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
- 装置およびトランシーバが正常な場合,ケーブルおよび接続先の機器を確認してください。
25011106 E3 Port inactivated administratively. inactivateコマンドによって,ポートはinactive状態にされました。
[対応]
なし。25011500 E4 Transceiver not supported. 未サポートのトランシーバを検出,または使用できないポート※でトランシーバを検出しました。
[対応]
- 「ハードウェア取扱説明書」のトランシーバの章を参照して,該当ポート番号でサポートしているトランシーバを挿入してください。
- 「ハードウェア取扱説明書」の装置本体の章を参照して,該当ポート番号の使用可否を確認してください。
25011501 E4 This transceiver is not supported in stackport. スタックポートでサポートしていない種類のトランシーバを検出しました。
[対応]
QSFP28/QSFP+共用ポートをスタックポートとして使用する場合,「ハードウェア取扱説明書」の「スタックポート」を参照して,該当ポート番号でサポートしているトランシーバを挿入してください。25020201 E8 Port restarted because of its hardware failure. ポート部分にハードウェア障害が発生したので,ポート部分の再起動を行いました。
[対応]
これより後の障害回復ログ,または障害回復失敗のログを確認してください。障害回復した場合は継続して運用可能です。失敗の場合は未使用のポートを使用してください。障害となったポートを再度使用する場合は,装置を交換してください。トランシーバを使用している場合は,トランシーバがしっかり挿入されているか確認してください。R8 Port recovered from hardware failure. ポート部分のハードウェア障害から回復しました。
[対応]
なし。25020202 E8 Port stopped because of its hardware failure. ポート部分にハードウェア障害が発生したので,ポート部分を停止しました。
[対応]
未使用のポートを使用してください。障害となったポートを再度使用する場合は,装置を交換してください。25020401 E8 Port restarted, but not recovered from hardware failure. ポート部分の再起動を行いましたが,ポート部分のハードウェア障害から回復しませんでした。
[対応]
トランシーバ使用時
トランシーバ未使用時
- 該当ポートでinactivateコマンドを実行後,トランシーバをいったん抜いてから再度挿入し,activateコマンドを実行してください。
- 回線をリンクアップさせて,障害から復旧するか確認してください。
- 2で回復しない場合,inactivateコマンドを実行後,トランシーバを交換し,activateコマンドを実行してください。
- 回線をリンクアップさせて,障害から復旧するか確認してください。
- 4で回復しない場合,未使用のポートを使用してください。障害となったポートを再度使用する場合は,装置を交換してください。
未使用のポートを使用してください。障害となったポートを再度使用する場合は,装置を交換してください。
使用できないポート※は復旧できません。250a0200 E3 Synchronous Ethernet by port (priority <priority>) was started. 該当ポートでの外部クロックによる動作を開始しました。
<priority> 優先度
[対応]
なし。250a0201 E4 Synchronous Ethernet by port (priority <priority>) was stopped. 該当ポートでの外部クロックによる動作を停止しました。
<priority> 優先度
[対応]
- ケーブルが正しく接続されているか確認してください。
- 外部クロック受信ポートの接続先装置の状態を確認してください。
250a0211 E3 Synchronous Ethernet by port (priority <priority>) was locked. 該当ポートで外部クロックと同期しました。
<priority> 優先度
[対応]
なし。250a0212 E3 Synchronous Ethernet by port (priority <priority>) was unlocked. 該当ポートで外部クロックとの同期が外れました。
<priority> 優先度
[対応]
なし。25100009 E4 Inactivated because of broadcast storm detection. ブロードキャストストームを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
ストームから回復した後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。2510000a E4 Broadcast storm detected. ブロードキャストストームを検出しました。
[対応]
なし。2510000b E4 Broadcast storm recovered. ブロードキャストストームが回復しました。
[対応]
なし。2510000c E4 Inactivated because of multicast storm detection. マルチキャストストームを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
ストームから回復した後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。2510000d E4 Multicast storm detected. マルチキャストストームを検出しました。
[対応]
なし。2510000e E4 Multicast storm recovered. マルチキャストストームが回復しました。
[対応]
なし。2510000f E4 Inactivated because of unicast storm detection. ユニキャストストームを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
ストームから回復した後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。25100010 E4 Unicast storm detected. ユニキャストストームを検出しました。
[対応]
なし。25100011 E4 Unicast storm recovered. ユニキャストストームが回復しました。
[対応]
なし。25100012 E4 Inactivated because of uni-directional link detection. 片方向リンク障害を検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
その後,activateコマンドでポートをactive状態にしてください。
- 接続先でIEEE802.3ah/OAM機能が有効であることを確認してください。
- test interfacesコマンドを実行し,装置,トランシーバに問題がないことを確認してください。
- 装置およびトランシーバが正常な場合,ケーブルおよび接続先の機器を確認してください。
25100013 E4 Inactivated because of loop detection. ループを検出したため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
ネットワーク構成を確認してください。2510002e E4 The frequency of MAC address movement exceeded the threshold. MACアドレス学習の移動の頻度が閾値を超えました。
[対応]
ネットワーク構成を見直してください。2510002f E4 The frequency of MAC address movement fell below the threshold. MACアドレス学習の移動の頻度が閾値を下回りました。
[対応]
なし。25100030 E4 The port was inactivated because the frequency of MAC address movement exceeded the threshold. MACアドレス学習の移動の頻度が閾値を超えたため,ポートをinactive状態にしました。
[対応]
ネットワーク構成を見直してください。25100031 E4 The inactive port was automatically activated. MACアドレス学習移動監視の自動復旧で,ポートのinactive状態を解除します。
[対応]
なし。25230000 E3 Unable to use traffic-shape rate feature because value exceeding setting range was specified. 設定範囲外の値が指定されたため,ポート帯域制御を使用できません。
[対応]
設定範囲内の帯域に変更してください。設定範囲については,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 traffic-shape rate」のrateパラメータの説明を参照してください。25230001 E3 Unable to use traffic-shape rate feature because its setting unit was an unjust value. 設定単位が不当であったため,ポート帯域制御を使用できません。
[対応]
指定可能な設定単位に変更してください。指定可能な設定単位については,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 traffic-shape rate」のrateパラメータの説明を参照してください。25230003 E3 Unable to use WFQ feature because minimum rate exceeding setting range was specified for queue <queue no.>. キュー番号<queue no.>に指定した最低保証帯域が設定範囲外のため,WFQを含むスケジューリングモードは使用できません。
<queue no.> キュー番号
[対応]
設定範囲内の最低保証帯域に変更してください。設定範囲については,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 qos-queue-list」のwfqパラメータの説明を参照してください。25230004 E3 Unable to use WFQ feature because unit of the minimum rate specified for queue <queue no.> was unjustified. キュー番号<queue no.>に指定した最低保証帯域の設定単位が不当であったため,WFQを含むスケジューリングモードは使用できません。
<queue no.> キュー番号
[対応]
指定可能な設定単位に変更してください。指定可能な設定単位については,「コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1 qos-queue-list」のwfqパラメータの説明を参照してください。25230005 E3 Unable to use WFQ feature because total value of minimum rate exceeding the maximum rate of the port. 最低保証帯域の合計値が回線の最大送出帯域を超えたため,WFQを含むスケジューリングモードは使用できません。
[対応]
最低保証帯域の合計値が最大送出帯域以内になるようにコンフィグレーションコマンドqos-queue-listで変更してください。
- 注※
- オプションライセンス(ポート数拡張)によって利用できるポートで,該当するオプションライセンスが設定されていないときのポートです。
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