コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
VRFごとのNDP上限数を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- nd-limit <count>
- 情報の削除
- no nd-limit
[入力モード]
(config-vrf)
[パラメータ]
- <count>
- VRFごとのNDPエントリの上限数を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜23040
[コマンド省略時の動作]
VRFごとのNDPエントリを制限しません。装置全体の収容条件に従います。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドによる上限数を超えた場合,次にNDPエントリを登録する際に警告の運用メッセージが出力され,VRF内の古いNDPエントリが削除されてから新規登録されます。
- 本コマンドによる上限数に達していなくても,装置全体の収容上限数を超えた場合,同様に警告の運用メッセージが出力され,古いNDPエントリが削除されてから新規登録されます。
- スタティックNDPエントリは,動的に学習したNDPエントリより優先され,本コマンドで指定した上限値を超えて登録できます。本コマンドで指定した上限値以上のスタティックNDPエントリを登録すると,該当VRFは,動的に学習したNDPエントリを登録できません。また,警告の運用メッセージが残るため,運用上お勧めできません。
- 本コマンドで現在設定されている上限値より低い値を再設定しても,前回の上限値に基づいて登録済みのNDPエントリは削除されません。例えば,VRFにNDPエントリが50個ある状態から本コマンドで上限値を30に設定しても,差分の20エントリは削除されません。低い値に設定し直した場合は,運用コマンドclear ipv6 neighborでNDPエントリを削除することをお勧めします。
[関連コマンド]
ipv6 neighbor
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