コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
ポリシーベースルーティングの経路情報を設定します。
経路情報の経路選択の優先順は,ポリシーベースルーティングリスト情報に設定した適用順序の昇順になります。
一つのポリシーベースルーティングリスト情報に設定できる経路情報は最大8個です。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- [<sequence>] policy-interface vlan <vlan id> next-hop <next hop ipv4> [track-object < track object id >]
- 情報の削除
- no <sequence>
[入力モード]
(config-pol)
[パラメータ]
- <sequence>
- ポリシーベースルーティングの経路情報の適用順序を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
ポリシーベースルーティングに経路情報がない場合,初期値は10です。
経路情報を設定している場合,設定してある優先度の最大値+10です。
ただし,適用順序の最大値が4294967284より大きい値の場合は省略できません。
- 値の設定範囲
1〜4294967294(10進数)を指定します。
- vlan <vlan id>
- パケットの出力先のVLAN IDを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません。
- 値の設定範囲
出力先のVLAN IDを指定します。
VLAN IDについては,「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- next-hop <next hop ipv4>
- パケットの出力先のネクスホップIPv4アドレスを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません。
- 値の設定範囲
ネクストホップIPv4アドレスを指定します。
指定した送信先インタフェースに接続するネットワーク内のアドレスを指定してください。ただし,指定した送信先インタフェースに接続するネットワークへのダイレクトブロードキャスト,および指定した送信先インタフェースに設定しているアドレスは指定できません。
- track-object <track object id>
- 経路情報の通信を監視するトラックのトラックIDを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません。
- 値の設定範囲
トラックIDを1〜1024(10進数)で指定します。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
すでにポリシーベースルーティングリスト情報をアクセスリストに設定している状態で,選択されているポリシーベースルーティングリスト情報の経路情報を変更した場合,対象のパケットが一時的に廃棄されることがあります。
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドを指定する場合は,事前にVLANインタフェースを設定してください。
- 本コマンドでtrack-objectパラメータを指定する場合は,事前にポリシーベースルーティングのトラッキング機能を設定してください。
- 該当するVLANインタフェースおよびIPアドレスを変更する場合,先に本コマンドの設定を削除してください。
[関連コマンド]
interface vlan
policy-list resequence
track-object
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