コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリを合計した最大数を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- ipv6 pim [vrf <vrf id>] mcache-limit <number>
- 情報の削除
- no ipv6 pim [vrf <vrf id>] mcache-limit
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- vrf <vrf id>【SL-L3A】
- 対象のVRFを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
グローバルネットワークに対して指定します。
- 値の設定範囲
「パラメータに指定できる値」を参照してください。
- <number>
- IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリを合計した最大数を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
0〜1024
[コマンド省略時の動作]
IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリを合計した最大数を制限しません。ただし,収容条件に記述している範囲内で運用してください。
収容条件については,「コンフィグレーションガイド Vol.1 3. 収容条件」のテーブルエントリ数を参照してください。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに反映されます。
[注意事項]
- 本コマンドで指定した値は,IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリを合計した最大数の制限を設定するものであり,指定値まで動作保証するものではありません。
- コンフィグレーション変更によって,IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリを合計した最大数が本コマンド値を超えた場合,作成済みのエントリは,エントリが削除されるまでは維持されます。この状態で一度エントリが削除されると,エントリ数が本コマンド値以下になるまで,そのエントリは再度作成できません。
- IPv6 PIM-SM/SSMマルチキャスト中継エントリとネガティブキャッシュエントリの合計がルーティングテーブルエントリ数の最大値を超えた場合,次の動作をします。
最大値は,収容条件に記述している範囲内で運用してください。
- PIM-SMの場合,IPv6マルチキャスト中継エントリが生成できません。
- PIM-SSMの場合,IPv6マルチキャスト(S,G)経路情報エントリが生成できません。
収容条件については,「コンフィグレーションガイド Vol.1 3. 収容条件」のテーブルエントリ数を参照してください。
[関連コマンド]
ipv6 pim
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