コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
グレースフル・リスタートを使用すること,およびグレースフル・リスタートの動作モードを指定します。
グレースフル・リスタートには,リスタート機能とヘルパー機能があります。リスタート機能を実行する場合,全隣接ルータがヘルパー機能を実行している必要があります。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- graceful-restart mode { restart | helper | both }
- 情報の削除
- no graceful-restart mode
[入力モード]
(config-router)
[パラメータ]
- { restart | helper | both }
- リスタート機能,またはヘルパー機能を指定します。
- bothを指定した場合,リスタート機能,ヘルパー機能ともに実行します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
なし
[コマンド省略時の動作]
リスタート機能,ヘルパー機能ともに実行しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回のグレースフル・リスタートから適用されます。なお,ヘルパー機能が動作する契機は,隣接ルータがグレースフル・リスタートを実行したときです。
[注意事項]
- リスタート機能を使用する場合,ルータIDを固定するためにrouter-idコマンドを設定するか,ループバックインタフェースにIPv4アドレスを設定してください。これらを設定しない場合,グレースフル・リスタート開始前後で,ルータIDが変更されるおそれがあります。ルータIDが変更されると,グレースフル・リスタートに失敗します。
[関連コマンド]
graceful-restart restart-time
graceful-restart strict-lsa-checking
routing options graceful-restart time-limit
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