コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
RIPのバージョンとメッセージ送信先のIPアドレスの種類を指定します。インタフェース単位で指定したバージョンが本コマンドより優先します。
config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。
config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。
本コマンドの設定値によって使用するRIPのバージョンと宛先IPアドレスの種類を次の表に示します。
表12-4 RIPのバージョンと宛先IPアドレスの種類
項番 設定値 バージョン 宛先IPアドレスの種類 1 省略時 1 ブロードキャスト 2 version 1 1 ブロードキャスト 3 version 2 2 マルチキャスト
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- version { 1 | 2 }
- 情報の削除
- no version
[入力モード]
(config-router) (config-router-af)
[パラメータ]
- { 1 | 2 }
- バージョンを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1または2
[コマンド省略時の動作]
初期値を1とします。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
次回の経路学習時または経路広告時に反映されます。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
ip rip version
ip rip v2-broadcast
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