コンフィグレーションガイド Vol.1
運用メッセージは運用端末に出力するほか,運用ログとして装置内に保存します。この情報で装置の運用状態や障害の発生を管理できます。
運用ログは装置運用中に発生した事象(イベント)を発生順に記録したログ情報で,運用メッセージと同様の内容が格納されます。運用ログとして格納する情報には次に示すものがあります。
- オペレータの操作および応答メッセージ
- 運用メッセージ
種別ログは装置内で発生した障害や警告についての運用ログ情報をメッセージIDごとに分類した上で,同事象が最初に発生した日時および最後に発生した日時と累積回数をまとめた情報です。
これらのログは装置内にテキスト形式で格納されており,運用コマンドshow loggingで確認できます。また,grepを使用してパターン文字列の指定を実施することで,特定のログ情報だけを表示することもできます。例えば,障害に関するログはshow logging | grep EVTやshow logging | grep ERRの実行でまとめて表示できます。障害に関するログの表示例を次の図に示します。
図14-7 障害に関するログ表示
> show logging | grep EVT : (途中省略) : EVT 08/10 20:39:38 01S E3 SOFTWARE 00005002 1001:000000000000 Login operator from LOGHOST1 (ttyp1). EVT 08/10 20:41:43 01S E3 SOFTWARE 00005003 1001:000000000000 Logout operator from LOGHOST1 (ttyp1). : (以下省略) : >
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