コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
アップリンク・リダンダントのプライマリポートとセカンダリポート,および自動切り戻し時間を設定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- switchport backup interface <interface type> <interface number> [preemption-delay <seconds>]
- 情報の削除
- no switchport backup interface
[入力モード]
- (config-if)
- イーサネットインタフェース,ポートチャネルインタフェース
[パラメータ]
- <interface type> <interface number>
- アップリンク・リダンダントのセカンダリポートを指定します。本コマンドを設定するインタフェースがプライマリポートになります。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
- preemption-delay <seconds>
- 自動切り戻し時間を設定します。0秒を設定すると即時切り戻しを行います。
- 本パラメータ省略時の初期値
自動切り戻しを行いません。
- 値の設定範囲
0〜300(秒)
[コマンド省略時の動作]
アップリンク・リダンダントは無効です。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 本機能を無効にすると,スタンバイ状態のポートも通信可能となり,ループが発生するおそれがあります。プライマリポートまたはセカンダリポートのインタフェースをshutdownに設定するなどして,ループが発生しない状態にした上で,本機能を無効にしてください。
- プライマリポートおよびセカンダリポートは,チャネルグループに指定したイーサネットインタフェースに対して設定できません。また,プライマリポートおよびセカンダリポートに設定したイーサネットインタフェースは,チャネルグループに設定できません。プライマリポートおよびセカンダリポートは,該当イーサネットインタフェースの属するポートチャネルインタフェースに対して,設定してください。
- スタック構成時,メンバスイッチ1台に対してアップリンク・リダンダントのプライマリポートとセカンダリポートを設定できません。
- スタック構成時,複数のメンバスイッチのポートが登録されているチャネルグループのポートチャネルインタフェースに設定できません。
[関連コマンド]
なし
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