コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.1
障害監視に使用するインタフェースを指定します。また,VLANの障害監視を設定する場合,インタフェース状態だけを監視するか,VRRPポーリングを行うかを設定します。
[入力形式]
- 情報の設定
- track <track number> interface { vlan <vlan id> { line-protocol | ip routing } | <interface type> <interface number> line-protocol }
- 情報の変更
- track <track number> interface { vlan <vlan id> | <interface type> <interface number> } line-protocol
- track <track number> interface vlan <vlan id> ip-routing
- 情報の削除
- no track <track number> interface
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <track number>
- 設定を保存するtrack番号を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜255
- vlan <vlan id>
- 障害監視を行うVLANのVLAN IDを指定してください。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<vlan id>にはinterface vlanコマンドで設定したVLAN IDを指定します。
- { line-protocol | ip routing }
- line-protocol
- 障害監視インタフェースを行います。
- ip routing
- VRRPポーリングを行います。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
line-protocolまたはip routing
- <interface type> <interface number>
- 障害監視を行うインタフェースを指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
<interface type> <interface number>には,次に示すインタフェース種別グループに対応するインタフェース名およびインタフェース番号を指定できます。詳細は,「パラメータに指定できる値」の「■インタフェースの指定方法」を参照してください。
・イーサネットインタフェース
・ポートチャネルインタフェース
100BASE-TX/1000BASE-T/10GBASE-Tポートを100BASE-TX/1000BASE-Tで使用する場合,イーサネットインタフェースはinterface tengigabitethernetコマンドで指定しますが,このパラメータではgigabitethernetを指定してください。
SFP+/SFP共用ポートを10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tまたは1000BASE-Xで使用する場合,イーサネットインタフェースはinterface tengigabitethernetコマンドで指定しますが,このパラメータではgigabitethernetを指定してください。
QSFP28/QSFP+共用ポートを40GBASE-Rで使用する場合,イーサネットインタフェースはinterface hundredgigabitethernetコマンドで指定しますが,このパラメータではfortygigabitethernetを指定してください。
[コマンド省略時の動作]
なし
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
- 設定可能な障害監視インタフェース数は装置当たり最大255です。
- 障害監視を行うVLANインタフェースにはIPアドレスが設定されている必要があります。
- trackをip routingパラメータからline-protocolパラメータへ変更する場合は,一度本コマンドを削除してから再設定してください。また,line-protocolパラメータからip routingパラメータへ変更する場合も同様に,一度削除してから再設定してください。
- ip routingパラメータを指定する場合,track ip routeコマンドでVRRPポーリングをする宛先アドレスを設定してください。設定しない場合,障害監視インタフェースとして動作します。
[関連コマンド]
ip address
track ip route
vrrp ip
vrrp track
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