運用コマンドレファレンス Vol.1
GSRP情報を表示します。
[入力形式]
show gsrp [<gsrp group id> { vlan-group <vlan group id list> | [port <port list>] [channel-group-number <channel group list>] } ] [detail]
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
- <gsrp group id> { vlan-group <vlan group id list> | [port <port list>] [channel-group-number <channel group list>] }
- <gsrp group id>
- 指定GSRPグループIDに対するGSRP情報を表示します。
- 指定できる範囲は,1〜65535です。
- vlan-group <vlan group id list>
- 指定VLANグループIDに対するGSRP情報を表示します。
- 指定できる範囲は,1〜64です。
- [port <port list>] [channel-group-number <channel group list>]
- 指定ポートまたは指定チャネルグループに関するGSRP情報を表示します。ポートとチャネルグループを同時に指定することもでき,その場合は指定したポートまたはチャネルグループのそれぞれに関するGSRP情報を表示します。
- port <port list>
- <port list>の指定方法および値の指定範囲については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。また,指定できるポートはダイレクトリンクとして設定されているポート,およびVLANグループに設定されているVLANに属しているポートになります。
- channel-group-number <channel group list>
- <channel group list>の指定方法については,「パラメータに指定できる値」を参照してください。また,指定できるIDはダイレクトリンクとして設定されているチャネルグループ,およびVLANグループに設定されているVLANに属しているチャネルグループになります。
- 本パラメータ省略時の動作
- すべてのGSRP情報を表示します。
- detail
- GSRPの詳細情報を表示します。
- VLANグループ指定時は表示内容に変化はありません。
- 本パラメータ省略時の動作
- GSRPのサマリー情報を表示します。
- すべてのパラメータ省略時の動作
- すべてのGSRPサマリー情報を表示します。
[スタック構成時の運用]
未サポートです。
[実行例1]
図33-1 GSRPサマリー情報の表示例
> show gsrp Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC GSRP ID: 3 Local MAC Address : 0012.e2a8.2527 Neighbor MAC Address : 0012.e2a8.2505 Total VLAN Group Counts : 3 Layer 3 Redundancy : On Virtual MAC Learning : Interval 120 (Output Rate 30pps) VLAN Port Counts : Configuration 15, Capacity 3600 VLAN Group ID Local State Neighbor State 1 Backup Master 2 (disable) - 8 Master - >
[実行例1の表示説明]
表33-1 GSRPサマリー情報の表示項目
表示項目 意味 表示詳細情報 GSRP ID GSRPグループID 1〜65535 Local MAC Address 自装置のMACアドレス − Neighbor MAC Address 対向装置のMACアドレス 対向装置不明時は"-"を表示します。 Total VLAN Group Counts 自装置のVLANグループの総数 0〜64 Layer 3 Redundancy レイヤ3冗長切替 Off:設定なし
On:レイヤ3冗長切替を適用中Virtual MAC Learning 仮想MACアドレス学習用フレーム情報 − Interval 送信間隔 4〜120(秒) (Output Rate) 送信レート(packet/s) 仮想MACアドレス学習用フレームの現在の送信レートを表示します。
コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。VLAN Port Counts 仮想MACアドレス学習用フレーム送信ポート数 コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。 Configuration 仮想MACアドレス学習用フレーム送信対象ポート数 仮想MACアドレス学習用フレームを送信するVLANポート数※を表示します。
この値が,仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数よりも大きいと,その差分だけ仮想MACアドレス学習用フレームが送信できていないことを表します。Capacity 仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数 仮想MACアドレス学習用フレーム送信レートで送信可能なVLANポート数を表示します。 VLAN Group ID VLANグループID 1〜64 Local State 自装置のVLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します。
(disable)
disable状態を指します。Neighbor State 対向装置のVLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します。
(対向装置不明時は"-"を表示します。)注※ マスタ状態のVLANグループに所属するVLANのポートのうち,メンバポートの総和です。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
[実行例2]
図33-2 VLANグループID指定時のGSRP情報表示例
> show gsrp 3 vlan-group 1,2,8 Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC GSRP ID: 3 Local MAC Address : 0012.e2a8.2527 Neighbor MAC Address : 0012.e2a8.2505 Total VLAN Group Counts : 3 Layer 3 Redundancy : On Virtual MAC Learning : Interval 120 (Output Rate 30pps) VLAN Port Counts : Configuration 15, Capacity 3600 VLAN Group ID : 1 VLAN ID : 110,200-2169 Member Port : 0/6-8 Active Port : 0/6-8 Last Transition : 20XX/07/14 10:00:00 (Master to Backup) Transition by reason : Priority was lower than neighbor's Master to Backup Counts : 4 Backup to Master Counts : 4 Virtual MAC Address : 0000.8758.1387 Local Neighbor State : Backup Master Acknowledged State : Backup - Advertise Hold Timer : 3 - Priority : 100 101 Active Ports : 3 3 Up Ports : 3 - VLAN Group ID : 2 VLAN ID : 120 Member Port : - Active Port : - Last Transition : - ( - ) Transition by reason : - Master to Backup Counts : - Backup to Master Counts : - Virtual MAC Address : 0000.8758.138f Local Neighbor State : (disable) - Acknowledged State : - - Advertise Hold Timer : - - Priority : 100 - Active Ports : - - Up Ports : - - VLAN Group ID : 8 VLAN ID : 180 Member Port : 0/6-8 Active Port : 0/6-8 Last Transition : 20XX/07/14 11:00:00 (Backup to Master) Transition by reason : "set gsrp master"command was executed Master to Backup Counts : 0 Backup to Master Counts : 1 Virtual MAC Address : 0000.8758.13bf Local Neighbor State : Master - Acknowledged State : - - Advertise Hold Timer : 0 - Priority : 100 - Active Ports : 3 - Up Ports : 3 - >
[実行例2の表示説明]
表33-2 VLANグループID指定時のGSRP情報表示項目
表示項目 意味 表示詳細情報 GSRP ID GSRPグループID 1〜65535 Local MAC Address 自装置のMACアドレス − Neighbor MAC Address 対向装置のMACアドレス 対向装置不明時は"-"を表示します。 Total VLAN Group Counts 自装置のVLANグループの総数 0〜64 Layer 3 Redundancy レイヤ3冗長切替 Off:設定なし
On:レイヤ3冗長切替を適用中Virtual MAC Learning 仮想MACアドレス学習用フレーム情報 − Interval 送信間隔 4〜120(秒) (Output Rate) 送信レート(packet/s) 仮想MACアドレス学習用フレームの現在の送信レートを表示します。
コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。VLAN Port Counts 仮想MACアドレス学習用フレーム送信ポート数 コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。 Configuration 仮想MACアドレス学習用フレーム送信対象ポート数 仮想MACアドレス学習用フレームを送信するVLANポート数※を表示します。
この値が,仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数よりも大きいと,その差分だけ仮想MACアドレス学習用フレームが送信できていないことを表します。Capacity 仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数 仮想MACアドレス学習用フレーム送信レートで送信可能なVLANポート数を表示します。 VLAN Group ID VLANグループID 1〜64 VLAN ID VLAN ID 1〜4094
Ring Protocolとの併用時に所属外となったVLANは含めません。Member Port VLANグループに設定されているVLANに属しているポート VLANグループに該当するポートがない場合,またはdisable状態の場合は"-"を表示します。
チャネルグループは集約ポートのリストに展開して表示します。Active Port アクティブポート VLANグループに該当するポートがない場合,またはdisable状態の場合は"-"を表示します。
チャネルグループは集約ポートのリストに展開して表示します。
なお,リングポートはアクティブポートに含めません。Last Transition 最後に状態遷移した時刻 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 年/月/日 時:分:秒( )内は状態遷移を示します。
一度も状態遷移していない場合,またはdisable状態の場合は"-"を表示します。Transition by reason 状態遷移した理由 Active ports was more than neighbor's:
自装置のアクティブポート数が対向装置より多かったため。
Priority was higher than neighbor's.:
自装置の優先度が対向装置より高かったため。
MAC address was larger than neighbor's:
自装置のMACアドレスが対向装置より大きかったため。
"set gsrp master" command was executed:
"set gsrp master"コマンドを実行したため。
Direct link failure was detected:
ダイレクトリンク障害を検出したため。
Forced shift time was expired:
自動マスタ遷移待ち時間の設定時間を経過したため。
Active ports was less than neighbor's:
自装置のアクティブポート数が対向装置より少なかったため。
Priority was lower than neighbor's:
自装置の優先度が対向装置より低かったため。
MAC address was smaller than neighbor's:
自装置のMACアドレスが対向装置より小さかったため。
BackupLock was enabled:
backup-lock設定がされたため。
Double Master was detected:
自装置および対向装置の状態が共にマスタ状態であることが検出されたため。
一度も状態遷移していない場合,disable状態の場合,またはGSRP装置が対向装置を認識していない状態でマスタ状態の時にrestart vlanコマンドを実行した場合は"-"を表示します。Master to Backup Counts マスタ状態からバックアップ状態へ遷移した回数(統計情報) 0〜4294967295
disable状態の場合は"-"を表示します。Backup to Master Counts バックアップ状態からマスタ状態へ遷移した回数(統計情報) 0〜4294967295
disable状態の場合は"-"を表示します。Virtual MAC Address 仮想MACアドレス レイヤ3冗長切替設定なしのときは"-"を表示します。 Local 自装置情報 − Neighbor 対向装置情報 対向装置不明時は"-"を表示します。 State VLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します。
(disable):
disable状態を指します。Acknowledged State 対向装置で認識している自装置のVLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します。
対向装置不明時,またはdisable状態の場合は"-"を表示します。
(対向装置情報では"-"を表示します。)Advertise Hold Timer Advertiseフレーム有効時間 0〜120(秒)
disable状態の場合は"-"を表示します。
(対向装置情報では"-"を表示します。)Priority 優先度情報 0〜255
(値が大きいほど優先度が高くなります。)Active Ports アクティブポート数 0〜装置最大ポート数
チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
disable状態の場合は"-"を表示します。
なお,リングポートはアクティブポートに含めません。Up Ports VLANグループに設定されているVLANに属しているポート内で実際にアップしているポート数 0〜装置最大ポート数
チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
disable状態の場合は"-"を表示します。
(対向装置情報では"-"を表示します。)注※ マスタ状態のVLANグループに所属するVLANのポートのうち,メンバポートの総和です。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
[実行例3]
図33-3 GSRP詳細情報の表示例
> show gsrp detail Date 20XX/11/07 12:00:00 UTC GSRP ID: 3 Local MAC Address : 0012.e2a8.2527 Neighbor MAC Address : 0012.e2a8.2505 Total VLAN Group Counts : 3 GSRP VLAN ID : 105 Direct Port : 0/10-11 Limit Control : Off GSRP Exception Port : 0/1-5 No Neighbor To Master : manual Backup Lock : disable Port Up Delay : 0 Last Flush Receive Time : - Forced Shift Time : - Layer 3 Redundancy : On Virtual MAC Learning : Interval 120 (Output Rate 30pps) VLAN Port Counts : Configuration 15, Capacity 3600 Virtual Link ID : 100(VLAN ID : 20) Local Neighbor Advertise Hold Time : 5 5 Advertise Hold Timer : 4 - Advertise Interval : 1 1 Selection Pattern : ports-priority-mac ports-priority-mac VLAN Group ID Local State Neighbor State 1 Backup Master 2 (disable) - 8 Master - >
[実行例3の表示説明]
表33-3 GSRP詳細情報の表示項目
表示項目 意味 表示詳細情報 GSRP ID GSRPグループID 1〜65535 Local MAC Address 自装置のMACアドレス − Neighbor MAC Address 対向装置のMACアドレス 対向装置不明時は"-"を表示します。 Total VLAN Group Counts 自装置のVLANグループの総数 0〜64 GSRP VLAN ID Advertiseを送受信するVLAN ID 1〜4094 Direct Port Advertiseフレーム送受信ポート ポートを設定していない場合は"-"を表示します。 Limit Control GSRP VLANグループ限定制御 Off:設定なし
On:GSRP VLANグループ限定制御を適用中GSRP Exception Port GSRP制御対象外として指定されたポート ポートを設定していない場合は"-"を表示します。
Ring Protocolとの併用時にリングポートを設定すると,Exception Portとして表示します。No Neighbor To Master バックアップ(隣接不明)状態時の操作設定 manual:
GSRP Advertiseフレームを受信する,またはマスタ遷移コマンドを実行するまで,バックアップ(隣接不明)状態として留まります。
direct-down:
ダイレクトリンクがダウンした場合,自動でマスタ状態へ遷移します。Backup Lock backup-lockコンフィグレーションの設定 enable:
backup-lockコンフィグレーション設定あり
disable:
backup-lockコンフィグレーション設定なしPort Up Delay 回線アップ時のアクティブポートのカウント対象へ反映するまでの遅延時間 0〜43200(秒)またはinfinity
(infinityは無限を指します。)Last Flush Receive Time 最終GSRP Flush request フレーム受信時刻 yyyy/mm/dd hh:mm:ss 年/月/日 時:分:秒
GSRP Flush requestフレームを未受信の場合は"-"を表示します。Forced Shift Time 自動マスタ遷移待ち時間 −:設定なし
0〜3600(秒)
遷移待ち中は,遷移するまでの時間を(Now Waiting, 20Sec, left)の形式で表示します。Layer 3 Redundancy レイヤ3冗長切替 Off:設定なし
On:レイヤ3冗長切替を適用中Virtual MAC Learning 仮想MACアドレス学習用フレーム情報 − Interval 送信間隔 4〜120(秒) (Output Rate) 送信レート(packet/s) 仮想MACアドレス学習用フレームの現在の送信レートを表示します。
コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。VLAN Port Counts 仮想MACアドレス学習用フレーム送信ポート数 コンフィグレーションでレイヤ3冗長切替を設定していない場合,表示しません。 Configuration 仮想MACアドレス学習用フレーム送信対象ポート数 仮想MACアドレス学習用フレームを送信するVLANポート数※を表示します。
この値が,仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数よりも大きいと,その差分だけ仮想MACアドレス学習用フレームが送信できていないことを表します。Capacity 仮想MACアドレス学習用フレーム送信許容ポート数 仮想MACアドレス学習用フレーム送信レートで送信可能なVLANポート数を表示します。 Virtual Link ID 仮想リンクID 1〜250
仮想リンクIDを設定していない場合は"-"を表示します。
括弧内は仮想リンクVLAN IDを示します。Local 自装置情報 − Neighbor 対向装置情報 対向装置不明時は"-"を表示します。 Advertise Hold Time Advertiseフレーム保持時間 1〜120(秒)
(コンフィグレーションコマンドadvertise-holdtimeで設定した値を表示します。)Advertise Hold Timer Advertiseフレーム有効時間 0〜120(秒)
(対向装置情報では"-"を表示します。)Advertise Interval Advertiseフレーム送信間隔 0.5〜60(秒) Selection Pattern マスタ/バックアップ選択方法 ports-priority-mac:
アクティブポート数→優先度→装置MACアドレスの順で選択します。
priority-ports-mac:
優先度→アクティブポート数→装置MACアドレスの順で選択します。VLAN Group ID VLANグループID 1〜64 Local State 自装置のVLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します。
(disable):
disable状態を指します。Neighbor State 対向装置のVLANグループの状態 Master:
マスタ状態を指します。
Backup:
バックアップ状態を指します。
Backup(Lock):
バックアップ(固定)状態を指します。
Backup(Waiting):
バックアップ(マスタ待ち)状態を指します。
Backup(No Neighbor):
バックアップ(隣接不明)状態を指します(対向装置不明時は"-"を表示します)。注※ マスタ状態のVLANグループに所属するVLANのポートのうち,メンバポートの総和です。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
[実行例4]
図33-4 ポート指定時のGSRP情報の表示例
> show gsrp 10 port 0/6-11 Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC GSRP ID: 10 Port Information 0/6 GSRP : Active Port : Up Type : Member Flush : Reset Delay : 0 TxFrame : 0 RxFrame : 0 Discard Frame : 0 0/7 GSRP : Active Port : Up Type : Member Flush : Reset Delay : 0 TxFrame : 0 RxFrame : 0 Discard Frame : 0 0/8 GSRP : Active Port : Up Type : Member Flush : GSRP Delay : 0 TxFrame : 0 RxFrame : 0 Discard Frame : 0 0/10 GSRP : Not Active Port : Up (CH: 1) Type : Direct Flush : No Delay : 0 TxFrame : 960 RxFrame : 954 Discard Frame : 0 0/11 GSRP : Not Active Port : Up (CH: 1) Type : Direct Flush : No Delay : 0 TxFrame : 960 RxFrame : 954 Discard Frame : 0 >
[実行例4の表示説明]
表33-4 ポート指定時のGSRP情報の表示内容
表示項目 意味 表示詳細情報 GSRP ID GSRPグループID 1〜65535 Port Information ポート情報 − <nif no.>/<port no.> ポート番号 − CH チャネルグループ番号 − GSRP VLANグループに設定されているVLANに属しているポートの状態,またはGSRP管理VLANに属するポートの状態 Active:
アクティブポートに反映している状態であることを指します。
Not Active:
アクティブポートに反映していない状態であることを指します。Port ポートの状態 Up:
ポートがアップしていることを指します。
Down:
ポートがダウンしていることを指します。Type ポートの種別 Direct:
ダイレクトリンクであることを指します。
Member:
VLANグループに設定されているVLANに属しているポートであることを指します。Flush 周囲スイッチに対するmac_address_tableのクリア方法 GSRP:
GSRP Flush requestフレームを送信します。
Reset:
ポートリセット機能を使用します。
No:
GSRP Flush request フレームを送信しません。Delay 回線アップ時のアクティブポートのカウント対象へ反映するまでの遅延時間 VLANグループに設定されているVLANに属しているポートをアクティブポートに反映するまでの残り時間を指します。
0〜43200(秒),またはinfinityTxFrame 送信したGSRP Advertiseフレーム数(統計情報) 0〜4294967295
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。RxFrame 受信したGSRP Advertiseフレーム数(統計情報) 0〜4294967295
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。Discard Frame 受信時に廃棄したGSRP Advertiseフレーム数(統計情報) 0〜262140
(最大値は各廃棄要因の最大数65535×要素数4を指します。)
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。
[実行例5]
図33-5 ポート指定時のGSRP情報の詳細表示例
> show gsrp 10 port 0/6 detail Date 20XX/07/14 12:00:00 UTC GSRP ID: 10 Port Information 0/6 GSRP : Active Port : Up Type : Member Flush : Reset Delay : 0 TxFrame : 0 RxFrame : 0 Discard Frame : 0 Discard Frame by reason mismatch GSRP VLAN ID : 0 mismatch GSRP ID : 0 loopback GSRP frame : 0 illegal GSRP frame : 0 >
[実行例5の表示説明]
表33-5 ポート指定時のGSRP情報の詳細表示内容
表示項目 意味 表示詳細情報 GSRP ID GSRPグループID 1〜65535 Port Information ポート情報 − <nif no.>/<port no.> ポート番号 − CH チャネルグループ番号 − GSRP VLANグループに設定されているVLANに属しているポートの状態 Active:
アクティブポートに反映している状態であることを指します。
Not Active:
アクティブポートに反映していない状態であることを指します。Port ポートの状態 Up:
ポートがアップしていることを指します。
Down:
ポートがダウンしていることを指します。Type ポートの種別 Direct:
ダイレクトリンクポートであることを指します。
Member:
VLANグループに設定されているVLANに属しているポートであることを指します。Flush 周囲スイッチに対するmac_address_tableのクリア方法 GSRP:
GSRP Flush requestフレームを送信します。
Reset:
ポートリセット機能を使用します。
No:
GSRP Flush requestフレームを送信しません。Delay 回線アップ時のアクティブポートのカウント対象へ反映するまでの遅延時間 VLANグループに設定されているVLANに属しているポートをアクティブポートに反映するまでの残り時間を指します。
0〜43200(秒),またはinfinityTxFrame 送信したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜4294967295
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。RxFrame 受信したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜4294967295
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。Discard Frame 受信時に廃棄したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜262140
(最大値は各廃棄要因の最大数65535×要素数4を指します。)
同一チャネルグループのポートの場合,同じ値になります。Discard Frame by reason 要因ごとの廃棄詳細統計情報 − mismatch GSRP VLAN ID GSRP管理VLAN ID不一致によって廃棄したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜65535 mismatch GSRP ID GSRP ID不一致によって廃棄したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜65535
注 ダイレクトリンクで送受信した場合だけカウントします。loopback GSRP frame 自装置が送信したGSRP Advertiseフレーム受信によって廃棄したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜65535 illegal GSRP frame 不正なGSRP Advertiseフレーム受信によって廃棄したGSRP Advertiseフレーム数
(統計情報)0〜65535
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表33-6 show gsrpコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 Can't execute. コマンドを実行できません。再実行してください。 Connection failed to GSRP program. GSRPプログラムとの通信が失敗しました。
コマンドを再実行してください。頻発する場合は,restart gsrpコマンドでGSRPプログラムを再起動してください。GSRP is not configured. GSRPが設定されていません。コンフィグレーションを確認してください。 Specified GSRP ID is not configured:<gsrp group id>. 指定GSRPグループIDは設定されていません。
<gsrp group id>:GSRPグループIDSpecified port is not operational. 指定ポートおよびチャネルグループは実行できません。 Specified VLAN group ID is not configured:<vlan group id>. 指定VLANグループIDは設定されていません。
<vlan group id>:VLANグループID
[注意事項]
統計情報は上限値で,カウンタ更新を停止します。
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