運用コマンドレファレンス Vol.1

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rmuser

adduserコマンドで登録されているログインユーザのアカウントを削除します。

[入力形式]

rmuser <user name>

[入力モード]

装置管理者モード

[パラメータ]

<user name>
パスワードファイルに登録されているログインユーザ名を指定します。

[スタック構成時の運用]

マスタスイッチからほかのメンバスイッチへ自動でアカウントを同期します。

[実行例]

  1. ログインユーザ名"operator"のユーザ登録を削除します。
    # rmuser operator
  2. 指定ログインユーザ名が登録されていれば,次の確認メッセージを表示します。
    Delete user 'operator'? (y/n): _
     
    ここで"y"を入力した場合,アカウントを削除します。
    ここで"n"を入力した場合,アカウントを削除しないでコマンドプロンプトに戻ります。

[表示説明]

なし

[通信への影響]

なし

[応答メッセージ]

表7-2 rmuserコマンドの応答メッセージ一覧

メッセージ 内容
Can't execute this command in backup switch or transit switch. バックアップスイッチまたはトランジットスイッチではコマンドを実行できません。
can't lock <file name> : <reason> passwordファイルがロックしているのでユーザの削除を中止します。リトライしてください。
<file name>:パスワードファイル名
<reason>:詳細情報
Can't synchronize accounts to backup switch or transit switch. バックアップスイッチまたはトランジットスイッチとの同期に失敗しました。再度実行してください。
Last user. 最後のユーザなので削除できません。
no changes made 指定ユーザの削除を中止します。再度実行してください。
No such user '<user name>'. 指定されたユーザは登録されていません。
<user name>:ユーザ名
Now another user is executing user account command, please try again. ほかのユーザがユーザアカウント関連コマンドを実行中です。関連コマンド終了後に再度実行してください。
Permission denied 指定ユーザの削除はできません。
Remove myself? 本コマンドを実行しているユーザのアカウントは削除できません。
synchronize accounts to backup switch or transit switch. バックアップスイッチまたはトランジットスイッチとの同期を開始します。

[注意事項]

  1. 本コマンドを実行しているユーザのアカウントは削除できません。例えば"operator"でログイン中に本コマンドで"operator"は削除できません。
  2. 初期導入時に用意されているユーザ("operator")は削除できます。
  3. ユーザを削除するとそのユーザのホームディレクトリが削除されるので,保存が必要なファイルはユーザの削除前にバックアップをしてください。
  4. 指定したユーザがログイン中の場合は,強制的にログアウトされます。したがって,削除対象のユーザにlogoutコマンドまたはexitコマンドで事前にログアウトさせておいてください。
  5. スタック構成時は,アカウントの同期に時間が掛かります。

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