コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2
該当VRFで収容するIPv6の最大経路数を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
- ipv6 maximum routes <limit> {<warn threshold> | warn-only}
- 情報の削除
- no ipv6 maximum routes
[入力モード]
(config-vrf)
[パラメータ]
- <limit>
- IPv6の最大経路数を指定します。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません
- 値の設定範囲
1〜4294967295(10進数)
- {<warn threshold> | warn-only}
- <warn threshold>
- 警告の運用メッセージを出力する閾値(%)を指定します。
- 該当VRFで学習した経路数の最大経路数に対する割合が,本閾値を超えた場合,警告メッセージを出力します。警告メッセージは,IPルーティング・プログラムのイベント・ログとして出力します。
- また,本パラメータ指定時に該当VRFで学習した経路数が<limit>で指定した最大経路数を超えた場合,新たに学習した経路の追加を抑止します。
- warn-only
- 該当VRFで学習した経路数が指定した最大経路数を超えた際に,警告メッセージだけを出力して,経路の追加は抑止しません。
- 本パラメータ省略時の初期値
省略できません。
- 値の設定範囲
<warn threshold>またはwarn-only
<warn threshold>には1〜100(10進数)を指定します。
[コマンド省略時の動作]
該当VRFでIPv6の最大経路数を制限しません。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定変更後,すぐに運用に反映されます。
ただし,<warn threshold>指定のあとに<limit>値を小さく変更したとき,その時点の学習経路数がすでに変更後の最大経路数を超えている場合は,経路数を<limit>値まですぐに減らすことはありません。
経路数を強制的に<limit>値まで減らす場合は,運用コマンドclear ipv6 route [vrf <vrf id>] *を実行してください。
[注意事項]
なし
[関連コマンド]
なし
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