コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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maximum-paths

ある宛先に対してイコールコストの複数の経路情報がある場合に,指定値を最大マルチパス数とするマルチパスを生成します。

BGP4/BGP4+経路で生成される最大マルチパス数は,本コマンドで指定した最大パス数と,本装置で取り扱うマルチパスの最大数のどちらか小さい方の値となります。

config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークのBGP4経路に適用します。

config-router-af(ipv4 vrf)モードで設定した場合,指定VRFのBGP4経路に適用します。

config-router-af(ipv6)モードで設定した場合,グローバルネットワークのBGP4+経路に適用します。

config-router-af(ipv6 vrf)モードで設定した場合,指定VRFのBGP4+経路に適用します。

[入力形式]

情報の設定・変更
maximum-paths <Number> [{ same-as | all-as }]

情報の削除
no maximum-paths

[入力モード]

(config-router)
(config-router-af)(ipv4 vrf)
(config-router-af)(ipv6)
(config-router-af)(ipv6 vrf)

[パラメータ]

<Number>
最大マルチパス数を指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    1〜16(10進数)を指定します(1はマルチパスを生成しません)。

{ same-as | all-as }
BGP経路のマルチパス化の対象を指定します。same-as指定時は同一の隣接ASから受信したBGP経路をマルチパス化の対象とします。all-as指定時は異なるASから学習したBGP経路もマルチパス化の対象とします。なお,all-asを指定する場合,bgp always-compare-medを合わせて指定する必要があります。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    same-asが適用されます。
  2. 値の設定範囲
    same-asまたはall-as

[コマンド省略時の動作]

マルチパスを生成しません。

[通信への影響]

本コマンドで生成されたマルチパスの宛先への中継がロードバランスとなります。

[設定値の反映契機]

本コマンドの設定時に反映されます。

警告レベルの運用メッセージが出力された場合,装置を再起動すれば反映されます。

[注意事項]

  1. 本コマンドが設定されている場合,BGP経路のネクストホップは,イコールコストのBGP経路のネクストホップの中から,小さいアドレスのネクストホップを優先して選択します。

[関連コマンド]

bgp always-compare-med

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