コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2

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neighbor

RIPパケットを送信する隣接ルータを指定します。

config-routerモードで設定した場合,グローバルネットワークに適用します。

config-router-afモードで設定した場合,指定VRFに適用します。

[入力形式]

情報の設定
neighbor <IPv4-Address>

情報の削除
no neighbor <IPv4-Address>

[入力モード]

(config-router)
(config-router-af)

[パラメータ]

<IPv4-Address>
送信先隣接ルータを指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    省略できません
  2. 値の設定範囲
    IPv4アドレスを指定します。

[コマンド省略時の動作]

送信先隣接ルータを指定しません。

[通信への影響]

なし

[設定値の反映契機]

次回の経路広告時に反映されます。

[注意事項]

  1. neighborに対するパケット送信(ブロードキャスト型インタフェース)について次の表に示します。

    表11-2 neighborに対するパケット送信条件(ブロードキャスト型インタフェース)

    項番 条件 動作
    1 network設定がない,またはneighbor設定がnetwork設定範囲外である場合。 neighborへのRIPパケットは送信されません。
    2 neighbor設定がnetwork設定範囲内にあり,passive-interfaceコマンドでインタフェース(neighborのネットワークと接続するインタフェース)を明示的に抑止していない場合。 neighbor設定の隣接ルータに対してユニキャストで,network設定インタフェースに対してブロードキャスト(マルチキャスト)でRIPパケットを送信します。
    3 neighbor設定がnetwork設定範囲内にあり,passive-interfaceコマンドでインタフェース(neighborのネットワークと接続するインタフェース)を明示的に抑止している場合。 neighbor設定の隣接ルータに対してだけ,ユニキャストでRIPパケットを送信します。

[関連コマンド]

network

passive-interface

distribute-list out

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