コンフィグレーションガイド Vol.1

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3.4.3 スパニングツリー

スパニングツリーの収容条件を種類ごとに次の表に示します。

なお,スパニングツリーのVLANポート数は,スパニングツリーが動作するVLANに所属するポート数の延べ数です。チャネルグループの場合,チャネルグループ当たりの物理ポート数を数えます。ただし,次のVLANやポートは,VLANポート数に含めません。

 

表3-22 PVST+の収容条件

モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1
全モデル共通 共存なし 250 256※2
共存あり 128 200※2

注※1
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2
PortFast機能を設定したポート数は含めません。

表3-23 シングルスパニングツリーの収容条件

モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1 VLANポート数※1
(PVST+併用時※2
全モデル共通 共存なし 1024※3 5000 1000
共存あり 1024※3 4000 800

注※1
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2
PVST+の対象ポート含み合計の最大値が1000となります。

注※3
PVST+同時動作時はPVST+対象VLAN数を引いた値となります。

表3-24 マルチプルスパニングツリーの収容条件

モデル Ring Protocol共存有無 対象VLAN数 VLANポート数※1 MSTインスタンス数 MSTインスタンスごとの対象VLAN数※2
全モデル共通 共存なし 1024 5000 16 50
共存あり 1024 4000 16 50

注※1
スパニングツリー対象となる各VLANに設定するポート数の合計(VLAN数とポート数の積)。
例えば,100個のVLANを設定し,それぞれのVLANに2回線が所属している場合,ポート数は100×2=200となります。
VLANトンネリングとの併用時,アクセスポートはポート数に含みません。

注※2
MSTインスタンス0は除きます。MSTインスタンス0の対象VLAN数は1024となります。なお,運用中は運用コマンドshow spanning-tree port-countで対象VLAN数とVLANポート数を確認できます。

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