運用コマンドレファレンス Vol.1
ダイナミックARP検査の統計情報を表示します。
[入力形式]
show ip arp inspection statistics
[入力モード]
一般ユーザモードおよび装置管理者モード
[パラメータ]
なし
[スタック構成時の運用]
未サポートです。
[実行例]
ダイナミックARP検査の統計情報を表示します。
図32-5 ダイナミックARP検査の統計情報表示コマンド実行結果画面
> show ip arp inspection statistics Date 20XX/04/20 12:00:00 UTC Port Forwarded Dropped ( DB mismatch Invalid ) 0/1 0 15 ( 15 0 ) 0/2 584 883 ( 883 0 ) 0/3 0 0 ( 0 0 ) : ChGr:2 170 53 ( 53 0 ) >
[表示説明]
表32-7 ダイナミックARP検査の統計情報の表示内容
表示項目 意味 表示詳細情報 Port ポート番号 該当するインタフェースがgigabitethernet,tengigabitethernetまたはAX3800Sでfortygigabitethernetの場合はNIF番号とポート番号を表示します。
port-channelの場合は次の値を表示します。
ChGr:1〜ChGr:32Forwarded 中継したARPパケット数 − Dropped 廃棄したARPパケットの総数 DB mismatch,Invalidの合計数 DB mismatch 基本検査でバインディングデータベースとの整合性が不一致となったために廃棄したARPパケット数 − Invalid オプション検査で整合性が不一致となったために廃棄したARPパケット数 − (凡例)−:特になし
[通信への影響]
なし
[応答メッセージ]
表32-8 show ip arp inspection statisticsコマンドの応答メッセージ一覧
メッセージ 内容 ARP Inspection doesn't seem to be running. ダイナミックARP検査が動作していないため,コマンドが失敗しました。 Program error occurred: <error message> プログラムエラーが発生しました。コマンドを再実行してください。
<error message>:エラー部位
[注意事項]
- 装置でVLANトンネリングを使用している場合,デフォルトVLANでダイナミックARP検査を有効にすると,VLAN指定をしていないアクセスポートも本コマンドで表示されます。
- ポートミラーリングを使用している場合,デフォルトVLANでダイナミックARP検査を有効にすると,ミラーポートも本コマンドで表示されます。
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